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ユーザーに伝える難しさ
先日Amazonで靴を買って届いたのですが、白い部分に黒のドット上の汚れがあり、返品交換をしました。
久し振りに欠陥品が届いたなあと思っており、改めて購入した商品をAmazonで見ていたのですが、なんとその黒いドットの汚れは汚れではなく、恐らくデザインのようでした。
商品画像の写真、商品紹介で掲載されている写真を確認すると、確かに存在する黒いドット。しかし文章や注意事項などでは記載が見つかりませんでした。
そして英語のレビューでしたが、僕と同様に黒いドットの汚れがある欠陥品が届いたとあり、☆1つになっていました。
実際のところ、安いお値段でしたので汚れなのかデザインなのか真偽は分かりませんが、ユーザーとしてはここに汚れはない。と思う場所に黒いドットがあるので、汚れだとまず思います。
そして恐らく僕やレビューを書いた人のように、欠陥品だと思い返品する人も多いのではないでしょうか。確かに商品画像を確認すれば分かりますが、あそこまで細かくは流石に見ないです。
Amazon(その靴のメーカー)からしたら、商品画像載せてるし理解した上で購入するよね。かもしれませんが、これはユーザーに適切に情報が伝わっているとはいえないかと思います。
正直僕は全然気づかず、欠陥品だと思いましたし他のユーザーも同様な方が存在しました。この経験から「ユーザーに伝えるって難しい」と感じました。
商品画像を載せて、黒いドットは汚れではなくデザインと伝えているつもり。でもユーザーは気づいていない。コレはユーザーに情報が伝わっていないとイコールです。販売者側のただの自己満足と言えるでしょう。
情報が溢れ、スマホでさっとページを見るような時代です。いちいち細かく内容を確認する人も少ないでしょう。そしてECサイトは対面でのコミュニケーションが出来ません。(最近はオンライン接客というのも流行りつつありますが)
「自分がユーザーならどうおもうか?」このユーザー目線が極めて大事だと感じました。こういった経験は考えてもなかなか分からない部分が多いので、自分自身がユーザー側になって、実際に体験する。これが非常に大事だと思います。
そしてただ体験するのではなく、少しでも抱いた違和感を忘れず大切にして、それを書き留めたりして仕事に活かしていく。こういった小さな積み重ねが成長に繋がると思います。