忙殺されてはいけない理由。マルチタスクの罠②
こんばんは。
伊藤です。
今日は前回の続き。
この3年間、私はマルチタスクで忙殺された結果、集中力を使う意思決定や細かいマルチタスクの処理能力が著しく病的に下がってしまった。
簡単な事務仕事などでも全くと言っていいほど手につかない。
完全にノイローゼだ。
しかし、ある取り組みをしてから約2ヶ月で劇的にこれらの症状は改善してきた。
私は何をしたのか。
話していこうと思う。
前回も記した私が行ったこと。
①スケジュールを手帳で管理するようにした。
②思い切って内務に集中できる時間を枠として強制的に作った。
③良習慣に立ち返った。
④マインドフルネス(禅)を行うようにした。
①スケジュールを手帳で管理するようにした。
なーんだと、思われたかもしれない。
しかし細かくポイントがあるので説明していく。
私は元々はiPhoneのアプリでスケジュール管理をしていた。
今も兼用して使っているが、iPhoneのスケジュール管理は言わば短期記憶用として使い、スケジュール帳が開けるタイミングで必ず書き写すようにしている。
紙媒体で管理するのは確かに面倒くさい。
持ち運びも荷物が増える。
いちいちペンを出すのもかったるい。
それでも手帳が断然おすすめだ。
理由としては、
①手書きなので書きながら視覚、手の感覚でチェックできるのでより確実に予定を覚える。(アウトプットが多い)
②スケジュール帳はスケジュール帳なので他に目移りせずに確認する癖がつく。
iPhoneは他のアプリに目移りしてしまう。
③スペースが広いので一目で近日中の予定が分かる。
iPhoneだといちいちクリックしないと全ての予定は見られない。
②思い切って内務に集中できる時間を枠として強制的に作った。
これは超絶重要だ。
私は現場に出ていることに固執していた。
書類を片付けるよりお客様と第一線で関わっていたかった。
しかし、会社の規模的にそれはもう難しい域にきていた。
先月からようやく、週7日現場に出ることをやめて、内務専門に充てる時間を勇気を出して作り出した。
同時に予定が押すことも加味して、バッファも充分にとるようにした。
私は1番現場にでているぞ!どうだ!
1番価値を生み出しているぞ!
背中でみせるんだ!!
とエゴを持っていたのかもしれない。
それで内務が滞って取引先やお客様に迷惑がかかっては元も子もない。
今は週に4日現場にでている。
残りの3日の3時間から半日は結局内務があるが、それでもだいぶ時間的に余裕はできてきた。
ありがたいことだ。
私には私しかできない仕事と決定がある。
決定には膨大な情報収集と意思決定が必要。
忙殺されているのでは仕事にならないのだ。
③良習慣に立ち返った。
これも時間ができ、マルチタスクが片付いてきたことによって、ウィルパワーが回復してきたのだろう。
覚えているだろうか。
ウィルパワーを消耗するのは、
何かをやる決断
何かをやらない決断
未来のことを考えるタスク
この三つがメインだ。
良い習慣を作るには、何をやらないか。を管理することが最重要。
私であれば午前中はカロリーはとらない。
酒は付き合いでどうしてもの時しか飲まない。
12時半には必ず眠る。
マルチタスクを貯めずに即時処理する。
SNSを時間を決めてみる。
などだ。
ウィルパワーが消耗していた時は、自制心が著しく下がる。
体重も増えたし、非生産時間もかさんだ。
ウィルパワーの回復に伴って自制心も戻り、良い習慣に立ち返ることができたのだ。
良い習慣はやらないことを決めること。
タスクは減り、シンプルな生活デザインになるため、ウィルパワーはさらに強化されていく。
④マインドフルネス(禅)を行うようにした。
ウィルパワーの総量を増やすにはある特訓が有効だ。
それは、無意識の意識だ。
つまり普段は何も意識していないで行っていることに意識を向ける練習が有効なのだ。
雑踏の中で、何かに集中する。
集中力、ウィルパワーの総量を増やすにはもってこいというわけだ。
マインドフルネスはまさに「無意識の意識」だ。
姿勢を正して座り、目を閉じる。
鼻から吸う息の温度と吐く息の温度の違い。
座っている坐骨の感覚。
左手と右手の細かい角度や姿勢の癖。
足の接地の仕方は?
今、どんな状態?
「今」に集中する練習なのだ。
余計な考え事や思考が頭をよぎったら、それを自覚し、手放し、また「今」に集中する。
毎日行うと、脳の構造が変わり、変質するらしい。
集中力が上がり、ストレスに強い脳に変わっていくことが科学的にも証明されている。
以上の4つの取り組みで私はマルチタスクの罠から抜け出すことができてきた。
ぜひためしてみて欲しい。
今回は以上。
それでは。