ゆうすけ
1982年、大阪生まれ。メーカーの人事部勤務。社会人になってからはほぼ東京、今は墨田区在住です。とりあえず読んだ本の記録を兼ねて、noteをはじめてみました。いつまで続くかわかりませんが、ぼちぼちやりたいと思います。
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読書日記(4冊目)『絶望を希望に変える経済学 社会の重大問題をどう解決するか』アビジット・V・バナジー&エステル・デュフロ(日本経済新聞出版)
ビルゲイツのこの夏の5冊の1つとのこと。という訳ではないが、僕も夏休みに読みました(クーラーの効いた部屋ですみません)。厚い経済学の本で最初は読了できるかかなり不安があったのですが、身近な話題を扱っているためスラスラ読めました。翻訳もいいと思います。著者の2人はいずれもMITの教授で、夫婦でもあり、そして昨年のノーベル経済学賞の受賞者です(デュフロは史上最年少での受章とのこと)。 冒頭に経済学者がいかに信用されていないのか、やや自虐気味に書いています。あとは彼らの仕事は論文
読書日記(3冊目)『新型コロナウイルスを制圧する ウイルス学教授が説く、その「正体」』河岡義裕(聞き手)河合香織(文藝春秋)
ノンフィクション作家の河合香織がウイルス学者である河岡義裕に聞いた語り下ろしというスタイルの本です。 第1章 新型コロナウイルス研究最前線 第2章 ウイルスと共に生きる 第3章 ウイルスと私 という3章構成です。タイトルはかなり煽動的な「制圧する」とあるのですが書いてあることはそのような「こうすれば大丈夫!」的なワイドショーみない内容からは程遠い、かなり冷静というか常識的なものです(学者が書いたものなので当たり前といえばそうかもしれないですが・・・)。断定的なことが書かれ