百字小説(72)「ランチ」

男は静かに戸から入って席に着いた。キッチンにいた私は男に来た理由を尋ねてみた。男は「美味しいランチがあると聞いて」と照れくさそうに答えた。私は恐る恐る伝えてみた。「ここ、お店じゃなくて自宅なのですが」

(100字)

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