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【投資初心者向け】NISAについて
海外オフショア積立投資の相談と合わせて、よくNISAってどうなの?って聞かれるのですが、要は儲かるの?ってことを聞きたいと思うのですが、税制優遇制度の1つですので少し勘違いされている方が多いです。
NISAについて簡単にご説明していきます。
NISAの特徴
NISAは2014年にスタートした税制優遇制度です。NISA口座で運用した運用益が非課税になります。イギリスのISAをモデルにしており日本の”N”をつけてNISAという名称になっております。現状、2023年で新規口座開設は終了致します。
日本では運用益に対して約20%の税金がかかりますが、NISA口座で運用することにより運用益に対しては税金がかかりません。
NISAの種類
NISAには3つ種類があり、それぞれの特徴を説明していきます。
・NISA
NISAは年間120万円まで投資枠が設定され、NISA口座で購入した金融商品の配当や売買益などが非課税になります。最大で5年間投資がNISA口座の利用が可能で、終了時の2023年〜NISAで運用を行えば、2027年までの運用益に関しては非課税の対象になります。
・つみたてNISA
つみたてNISAは2018年から始まった制度で年間40万円まで投資枠が設定され、こちらは非課税期間が20年間となっております。こちらは通常のNISAと違い、2037年までの制度とされています。少額からの投資が可能で、月100円〜も投資が可能な商品もあります。
初心者向けとなっており2020年3月にには、つみたてNISAの口座を開設した方の約70%が投資初心者という統計が出ております。つみたてNISAで投資できる商品は金融庁が定めた一定の基準を超えているというお墨付きがあるので、そういった背景もあります。
・ジュニアNISA
ジュニアNISAはその名の通り、子供のためのNISAで未成年者が対象です。年間で80万円までの投資枠が設定されております。こちらも非課税期間は5年間です。教育資金などを運用するには適している口座ですが、お子様が18歳になるまで払い出しが出来ないなどのデメリットもあります。
NISAの注意点
NISAは税金かからないなら、、、と考える方もいますが、メリットがある分デメリットもあります。デメリットをいくつか紹介致します。
・損益通算が出来ない
損益通算がわからない方もいると思うのですが、簡単にご説明します。A証券の口座で、50万円の利益が出て、NISA口座で-50万円の利益が出たとします。本来であれば+50万円と-50万円で利益は0になるので、通常であれば税金がかかりません。
しかしNISA口座は他の口座と合算(損益通算)して計算出来ないため、A証券口座の50万円に対して、税金がかかってしまいます。そしてNISA口座ではマイナス分を翌年の出た利益と相殺する損失の繰越控除も出来ません。
・口座を開設には金融機関の選択が重要
NISA口座は1人1口座しか開設出来ません。そして1度口座開設してしまうと、1年間は変更が出来なく、さらに変更する場合は金融機関から課税管理勘定廃止通知書の取得しなければならず、発行まで約1ヶ月ほどかかります。
ネット証券が手数料が安いので初心者の方にはオススメなのですが、人に相談したい場合は、大手の証券会社を利用しましょう。銀行経由でのNISA口座を開設する場合は株式投資が出来ない場合があります。
まとめ
他にも特徴はあるのですが、NISAについて簡単にご説明しました。NISA口座単体で利益が出た場合は、利益が非課税になりますが、その他の口座と損益通算が出来ないなどデメリットもたくさんあります。
各種金融機関も口座を開いてほしいためキャンペーンなどをやっておりますが、投資のラインナップが多い証券会社での口座開設をオススメします。最後まで読んで頂きありがとうございました。今後NISAを活用する際のきっかけになれ幸いです。