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海外オフショア積立投資(口座の仕組み編)
以前、こちらで【初心者向け】海外オフショア積立投資でよくある思い違いに出てきた、初期口座、フリー口座(貯蓄口座)というもの簡単触れました。
ここでは初期口座とフリー口座について詳しくご紹介していきます。
概要
海外オフショア積立投資を契約し、2〜3年で減額や積立停止をする方はこの仕組みを理解してない方が多いのかなと思います。もしくは紹介者(営業マン)の方が理解していないか、コミッション(報酬)目的でお伝えしているのではないかと考えれます。
今回は日本人の方がよく加入されているプランを例に説明していきます。
・積立期間25年
・初期口座期間2年
・積立金額月500USD(約5万円)
・初期口座手数料年6%、フリー口座手数料1%
のパターンが多い印象ですので、こちらでご説明してきます。
商品や契約年数などによって、初期口座期間、手数料などに差があります。
初期口座とは
上記の設定の通り、積立投資を開始してから2年間は積立したお金がこちらの口座に入金され、運用されます。こちらは契約満了期間までロックされ、引き出す事が出来ません。そしてこちらにかかる手数料は、フリー口座に比べると格段に高いです。
個人で運用する場合は、少額で有名なファンドなどには投資ができないため、保険会社を経由することで少額で投資する事が可能になります。その資産運用を行う上でのシステム手数料を払うためにロックされるような意味合いを持ちます。
フリー口座(貯蓄口座)とは
フリー口座(貯蓄口座)とは、2年1ヶ月目から積立したお金こちらの口座に入ります。こちらの口座のお金も初期口座同様に運用を行いますが、初期口座に比べ手数料が低く設定されています。そしてだいたいの商品がフリー口座になると積立の停止、積立金額の減額が可能になります。
そして大きな違いは、フリー口座(積立したお金+運用利益)からはお金を引き出すことが可能です。保険会社によって引き出す条件が違いますが、IFAに連絡またはネットで申請し、15営業日〜20営業日ほどで指定の口座に着金します。
口座手数料構成の比較
ここでそれぞれの口座手数料の比較をしていきます。簡単にですが、年利10%の例で計算しました。厳密な計算ではないので、誤差は多少あると思います。右端の数値が総資産に対して、初期口座手数料の割合です。
毎月決めた金額をしっかり積立することで、総資産に対して初期口座の手数料割合が年数が経つにつれ、少なくなっていく事が分かります。
途中で積立額を減額したり、積立停止をしますとこの初期口座手数料の割合が高くなり(減らず)、運用がよほどうまくいかないと損してる気分になります。この事を理解していないと騙されたと思ったりし、トラブルの元になります。
もし長い年数のオフショア積立投資の商品を勧められた場合は、しっかり毎月積立られる金額を設定しましょう。こんなに増えるならと思い、紹介者(営業マン)の口に乗せられず、自分の収入と向き合って金額を決めることが大事です。
この様な長い年数が無理という方がほとんどだと思います。その場合は2年払いや少し短めの15年契約などの商品もありますので、紹介者(営業マン)の方に違うプランの提案を聞いてみるのが良いでしょう。
まとめ
海外オフショア積立投資に関する口座の手数料の仕組みはご理解頂けたでしょうか?紹介者(営業マン)の知識不足やコミッション狙いの営業で投資家の方があとあと嫌な思いされていると感じてます。
IFAと直接契約されてない紹介者(営業マン)の方ですと、IFAからしっかりと研修を受けていなく浅い知識で活動されているのかなという印象です。
投資家の方も商品の特性を理解してから、海外オフショア積立投資を始められるのが1番です。紹介者(営業マン)の方に聞きづらいなどであれば、私や他に情報発信されてる方がいますのでセカンドオピニオンとして確認してみるのが良いでしょう。