ネットの意見って誰の意見?

ここ数十年のインターネットの発展には驚くばかりです。特にSNSについては目を見張るものがあります。今日はそんなSNSに関する思いつきを書こうかと思います。

先日テレビ番組を見ていたら、「ネットの意見では…」というような言い回しが聞こえてきました。ネットの書き込みを取り上げて世間の論調を示していたようでした。

こういったインターネットを元にする主張を聞くたびに、私はもやっとします。

そもそもネットの意見って誰の意見なのでしょうか。上のような報道が取り上げる情報源とは、ただ反響の大きい書き込みであっただけであるように思えるのです。それは書き込んだ人の意見であり、必ずしもインターネット利用者の論調を反映しているとはどうにも考えられません。

これは報道に限った話ではありません。Twitterなんかでは「RT数が多い」、「フォロワー数が多い」ようなツイートが"みんなの意見"のように持て囃されているのが私にはとても奇妙に思えます。

なんだかおねだりをする時の小学生を見ているようです。「みんなやってるから!」といった具合に。

その"みんな"っていうのは限られたごく少数の近い身内を指した言葉なのに。

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