北アフリカ・モロッコでリモートワーク
2019年9月にキャスター(CASTER BIZ recruiting)に入社し、フルリモートで様々な企業の採用をサポートする仕事をしています。ふーと申します。(自己紹介に関してはこちらの記事をご覧ください。)
2011年に新卒で社会人デビューした後、今年が社会人ちょうど10年目の節目になります。
今日は、
・キャスターに転職したきっかけ
・フルリモートする前には見えなかったリモートワークの世界
・なぜアフリカにいるのか
について話したいと思います。
こんな方にとって、少しお土産になる内容ではないかと思ってます。
・採用代行やRPOに興味がある方
・エンジニアじゃないけどリモートワークに興味がある方
・海外移住に興味がある方
キャスターに転職したきっかけ
前職ではIT会社の企業人事をしていて、予算作成〜採用〜入社〜育成〜評価の一連の業務を経験しました。3年間人事をしていたうちの2年間は上海に駐在をしていました。
私が転職を考えた理由は、採用領域で専門性を高めたかったからです。リモートで働きたいが最初の動機ではなかったのです。
もともと営業出身だったこともあり、結果が見えにくい人事業務の中で短期間で結果と評価がわかりやすい採用が一番面白かったので、採用という領域でより専門性を高めたいと思いました。
実際に入社してみて、企業人事をしていた時にはいろんな業務が忙しいことを理由に後回しにしていたDR(ダイレクトリクルーティング)がいかにコスパが良いツールかに気付かされました。
また、候補者検索やアプローチのノウハウが社内にはたくさんあり、一つの企業に所属する時よりも客観的に現状把握や次のアクションを立てることができるので、確実に専門知識が身についていると思います。
フルリモートする前は見えなかったリモートワークの世界
少し話が前後してますが、転職活動をしていた時、私自身は上海で生活と仕事をしており、上海で結婚もしました。この流れで、よく「旦那さんは中国人ですか?日本人ですか?」と聞かれますが、旦那はアルジェリア人です。
旦那が話に登場すると稀有さから話を全部持っていかれちゃうので、あえてここでは簡単に流します。(旦那に関しては自己紹介の記事で詳しく書いてるので興味がある方はこちらからどうぞ)
要は、生活の拠点を簡単に移せないので、上海で転職オプションを探していました。自然とフルリモートが必須条件となりました。
前職でも出張や本社との会議などではテレビ会議を繋げて仕事するなど、リモートな働き方は経験済みと思っていました。しかし、キャスターに入社してみて、大きな違いがあることに気づきました。
リモートを取り入れている企業の多くは、基本的にはオフィスがあってリモートで働く人は特殊な理由があるマイノリティです。
しかし、キャスターは事業責任者や社長含めてみんなリモートなのです。
この点から、以下が「一部リモートを取り入れている会社」と決定的に違うと思います。
・コニュニケーション(社内社外)がリモート前提
・情報共有がリモート前提
・勤怠がリモート前提
・研修がリモート前提
・ツールがリモート前提
前職では、当たり前ですがオフラインでいろんな話が進み、その場にいないといとも簡単に取り残されていましたが、キャスターではそんなことは発生しえないのです。
フルリモートならではの大変なことももちろんたくさんありました。
・周りの空気から今自分が間違ってないことを確かめることができない
・イントネーションから緊急度がわからなく優先順位づけができない
基本的には新人ならではの悩みだと思います。
一旦業務やツールに慣れてしまえば、リモートだからこそ全てログが検索可能な状態なので、業務効率は非リモートより上がると思います。
なぜアフリカにいるのか
簡潔にいうと、旦那のモロッコ転勤が決まったためです。
モロッコのカサブランカは経済発展が著しく、アフリカでは最も商機がある場所の一つとして、いろんな外資が注目しているエキサイティングな都市です。旦那が上海で経験したプロジェクトを是非カサブランカで応用してほしいと言う旦那の会社からのお願いでした。
(世界地図を開きながら・・)その上、旦那の故郷で家族が住むアルジェリアはモロッコの隣国で、旦那にとって非常にぴったりなオファーなのです。
しかし、私にとっては縁もゆかりもない異国で、ひとりっ子なので両親にとっても最初は受け入れがたいニュースでした。タイミング的にもキャスターでの仕事が始まったばかりのタイミングで時差8時間は大きなハードルでした。
いかに選択の余地がないことに対して「自分の意思で選択した」と言う理由づけをするか、色々思い悩み、最終的には「天気がいいのと面白そう」という理由でモロッコについていくことを決めました。
その過程で、バリューを下げずに仕事を継続させる方法を一緒に考えてくれたキャスターの上司とメンターの皆様の大きな支えがありました。
今、日本時間午後2時(カサブランカ時間午前6時)から勤務開始をして1ヶ月が経ちました。朝のモスクでの礼拝を呼びかける声(アザーン)を聞きながらMTGをしたり、今では異国での生活にリモートの仕事が良い形で溶け込んでいますが、それまでの数ヶ月本当に大変でした。
9月〜11月の3ヶ月をみっちり研修+OJTをしてもらい(もちろんリモート)、時差があっても業務に支障が出ないように自分自身のスキルアップと私自身がオフラインの時に緊急対応や情報伝達のサポートをする体制をチーム内で築くことに尽力しました。
そして、何よりも日本にいる時から担当をしているクライアント様からの理解とサポート無しには、今の自分はありえません。
大げさですが、今自分はクライアントと会社のサポートと理解のおかげで働き方改革の最先端を行ってると思います。これからも、前例がないことに挑戦をしながら、どこの国にいても必要とされる人間でいたので取り残されないように常に前進していきたいと思います。
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ここまで読んでいただきありがとうございます!
最後に
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