僕らはきっと
先日、あんりさんに会いました。あんりさんはAichikaraの代表で、理由はわからないけれど、何か深い縁を感じる人です。
元々Aichikaraのリフレッシュシャンプで、「君へ」と「勇気の力」を歌ってくれていて、そんな縁でキャンプに参加させてもらった時、子供達とした約束がきっかけで制作したのが「僕らはきっと」でした。
子供達やスタッフのみんなと一緒に夕食を囲んでいる時、話が盛り上がって曲を作ることになりました。
「わかった!!じゃあ曲作るからさっ、どんな曲がいい??」と聞いた時、
「笑顔い〜っっっぱいになる曲がいい!!!!!」と目を輝かせてくれました。
さっきまで「君へ」を歌ながら、顔を真っ赤にして泣いてた子供達のそんな願いを、精一杯叶えてあげたいと思いました。
それに、私としては恩返しのような気持ちもありました。
初めてキャンプに参加したのは2012年、まだまだ事態が深刻で、震災で受けた傷がとてもとても生々しい頃でした。
小さい子も大きい子もみんな一緒に肩を組んで、体も心も寄せ合いながら、気持ちが溢れてぐしゃぐしゃになっても、一緒に歌を唄い続けました。
そこには、ものすごい大きな力があって、
その時私自身が抱えていた音楽に対する絶望も、吹っ飛んで行きました。
「きっとこれでいいんだ!」っていう確かなものを感じれました。
あれから10年以上経って、私も相変わらず、迷ったり立ち止まったりもしているけれど、心が帰っていける場所があることが、何よりも宝物だなと思っています。
「 あの頃、仲間の皆んなと一緒に歌えたこと 」それをずっと覚えていて欲しいなと思います。