囲碁は自然に上達していくもの
「どう打つのが正しいのですか?」と
聞かれても僕が答える事はほとんどありません。
その方法を教えても、基礎力、判断力などが追いついていなければ、使いこなすことはできずかえって無理な使い方となり肝心な事が身につくのが遅いのです。
体験を通して、自然に覚えていけば良いのです。
自然に上達ができる取り組みをみていきましょう。
自分のレベルに合わせて動く事が大切
気軽に打てるアプリや、色々な形の大会などで
9路盤を打つシーンは増えていて
それと同時に9路盤の打ち方に悩みを抱えている
初心者、初級者の方も多いです。
「どういう打ち方をすれば勝てますか?」
「必勝法はありますか?」と
残念ながら僕の力ではそれを教える事ができません。
例えば、9路盤の序盤としてよくある打ち方にこのような変化がありますが、囲碁を始めたばかりの人であればすでに混乱する事でしょう。
こういった図を見てばかりでは結局何をすればいいかもわからず、
覚えようとしても覚えられず身につくものも身につかないまま上達から離れる事となります。
最初はこういった陣地のやり取りから学んでいくものです。
黒1,3は白の陣地に入りながら黒の陣地を大きくしたいというもの。
この後黒がどうするか。
黒1は陣地をできるだけ大きくと打った手ですが、
白2と打たれると白6まで黒4子が囲われ取られてしまいます。
という事がわかれば黒1と黒と黒としっかりとくっつけて、守る事を優先すればいいのです。
これも繰り返しやっていくと自然と身についていきます。
これで一つの打ち方が理解できてくるのです。
進めていくとこれでも勝てないな?とストップがかかる時があります。
その時は次の段階です。
今度はもう少し踏み込んでみようかなと。
そしてまた新しい戦いを学んでいく事になります。
こういった事を自然と行う事で正しい石の形が身についていくのです。
わざわざいきなり難しい事を覚えていかなくても
自然と上達はできます。
ある段階で基礎力が上がってきたと感じるのであれば
上達を早くしていくものとして、スキルの吸収などをしていくと良いでしょう。
まずは自分のレベルに合った動きというものをしていく事が
確実な上達に繋がっていきます。
正しい打ち方は変わる
不思議な事に
一度正しいと思うと
そこから脱する事はなかなか大変です。
囲碁の世界ではそれまで正しいとされていた形の評価が大きく変わる事が何度かありました。さらにはルールが変わる事もあります。
そしてそれはこれからも変わっていく事でしょう。
変わっていくものだとしたら
正しい打ち方にこだわらず、視野を広げてみてもいいものです。
だとすればできることとは何なのか。
純粋な気持ちで盤上を観る事。
それくらいなものなのかなと思います。
形が窮屈な感じ、ノビノビしている感じ
石が連動している、一つ一つがバラバラ孤立してしまっている
そういったものを感じ取れればそれでいいのかなと。
上達の早い子達の特徴
彼らはそもそもどこかに何かを
求めているような様子がありません。
対局が終わったら次の対局へ
問題を解いたら次の問題へ
必要なものをただ拾っていき
ただこなしている
そんな様子です。
そこになぜ?それをやるのか
どういった意味があるのかというのはないような気がします。
目の前にある好物を積み重ねていき
勝手に上達していくものです。
では自分の役目ってなんだろう?と思ったりもするものですが。
興味のつきないよう一緒に遊んでいけると嬉しいですね。
自然体
囲碁のルールを覚える人から、囲碁を安心して打てるようになりたい人、初段を目指す人、高段者を目指す人、プロを目指す子達
ほぼすべての棋力の人達を教えていますが、
やる事は特に変わっていません。
自然に任せていればはっきりと上達していくものです。
もちろん技術も必要ですし、知識も必要です。
うまく使う事で何倍もの効果を発揮します。
まとめ
てきと~に楽しんでいきましょう。
初心者向け、9,13路盤を楽しみたい方向けの発信をnoteのサークルでしています。興味のある方はぜひ。
ここまで読んで頂きありがとうございます!サポートを頂けたら今後の活動の励みとなります。ぜひ一緒に囲碁を上達していきましょう!