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好奇心に寄り添う

知りたいという気持ちは大切な事で、その気持ちが続く限りはその事についての興味は尽きません。心も楽しくなり自然と色々な事が身についています。


「あっそういえばこれ打ってみたい」

レッスン中にいきなり何かを思い出したかのように話を始める子は多いです。

盤上の石を崩し始め「えっとね~」と勝手に石を置き始めます。

どこで見たのか、誰に聞いたのか、子どもはよく見ているものですね。

もちろんレッスンなのである程度課題があり、それに沿って進めていくものですが、囲碁はどんな方向からも理解度を深められるゲームでもあるので、その知りたいという気持ちはチャンスでもあります。人の教えられるよりも、自分から進んで学ぶ方が多くの事を身につけられます。

もちろん好き勝手やらせていては無法地帯になるので、バランスを取りながらその事について一緒に学んでいく気持ちが必要です。

「どうしたらそれが上手くいくのか?」「それはどういう手なのか?」少しずつ少しずつヒントを与えながらクリアしていけるようサポートしていければ理想です。すぐに答えを教えてしまうと、過程を経験する事なく記憶にも定着しないですし、応用が利かなくなってしまいます。少しずつ一緒に取り組んでいく事ができると良いですね。

ついつい「ちゃんとやりなさい」「言う事をしっかり聞きなさい」と言いたくなってしまう事もあると思いますが、当初の目的から逸れていなければ特に問題はないでしょう。不思議な事にある程度一緒に取り組んで楽しんでもらえるともともと取り組んでいた課題に戻っていきます。強くなりたいという気持ちが根本にあるからこそ安心して好奇心に寄り添っていけば大丈夫です。

子ども達の知りたい気持ちを存分に楽しませて可能性を無限に広げられると良いですね。それでは楽しんでいきましょう。


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囲碁のレッスンをしています。(主に強くなりたい子ども達)

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