海

ボ＝ボケ
ツ＝ツッコミ
２人「はい、どーもー！」
ボ「僕はタカさんといいますー！」
ツ「僕はユウさんといいますー！」
２人「タカさん＆ユウさんでーす！よろしくお願いしまーす！」
ボ「いやー、ユウさん僕ねー、海が大好きなんですよー」
ツ「あっ、そーなんですか。タカさん海好きなんですねー。まあ、海いいですよねー。特に沖縄の海は綺麗ですもんね」
ボ「そーなんですよ。僕、沖縄生まれR&B育ちなので18歳まで沖縄から出たことなかったので海ってどの海も沖縄くらい透き通っていてちょっと離れたところからみると綺麗なスカイブルーの海しかないと思ってたんですけど、18歳の時に一時期神奈川に住んでたことがあって、その時に沖縄から遊びに来てた高校の友達と2人で湘南の海にナンパしに行った時に初めて県外の海見たら泥水かってくらい、きたな過ぎて、衝撃受けたんですよ！」
ツ「たしかに沖縄の海しか見たことなくて、18歳で東京湾とか湘南の海みたら絶対入りたくなくなりますよね。みなさんは沖縄以外の海見たことありますか？」
ボ「それで、僕もツレも海に入らずにずっと日焼けマシーンに入ってました。」
ツ「（ツッコミ）いや、海入らないのはいいとして、せっかくなんで焼くなら砂浜で太陽光のもと焼いてくださいよ。」
ボ「いやいや、知ってます？太陽の光って紫外線が入ってるんで肌に良くないんですよ。」
ツ「いや、日焼けマシーンも絶対肌に良くないでしょ？」
ボ「いや、ユウさんは日焼けマシーン入ったことあります？日焼けマシーンは太陽光よりもムラなく焼けるんですよ？しかもリラックス効果のあるヒーリング音楽も流れててエアコンも効いてるんで汗もかかないし最高ですよ。」
ツ「へ〜、僕は日焼けマシーン入ったことないんで、わかんないですけど、で、結局、ナンパはどーなったんすか？」
ボ「いやっ、それが、3月だったんで、まだ湘南はめちゃめちゃ寒くて、ギャルも男も僕たち以外誰もいなかったんですよ」
ツ「3月って！？まだ、本土はほぼ冬っすよ！海開きもしてないし、誰もいるわけないじゃないですか？」
ボ「えっ？沖縄は3月下旬〜4月には海開きしてますよ。同じ日本じゃないですか？」
ツ「同じ日本って言っても気温全然違いますから、みなさんも内地行ったりされたかたいますよね？冬めちゃめちゃ寒いですよね？ほらー、みんな頭おかしいって言ってますよ」
ボ「まあ、それで寒いし誰もいないし帰ろーかって、ツレと話してた、まさにその時ですよ！ものすごい爆乳でハイレグのポニーテールの2人組がこー歩いてきたんですよ。」
ツ「えっ？マジっすか？幻じゃなくてですか？」
ボ「はい。なので、ツレと2人で目を輝かせて声掛けたんすよ？」
ツ「おー、それで、」
ボ「そしたら、ごっつぁんです。とか言いはじめて、ハイレグのおしりからははみ出しそうなお尻をブルンブルン揺らしてこうやって四股踏みはじめたんすよ。」
ツ「えっ？どーゆーこと？」
ボ「ちょっと変わった形のポニーテールなんですけど髪の毛はツヤツヤで、ちょっと汗臭かったんすよねー」
ツ「それ、多分ポニーテールじゃなくてちょんまげですよ。しかもハイレグじゃなくてふんどしだし、ほんで、椿油で固めてありますよ。爆乳っていってもただ太ってるお相撲さんがたまたま湘南に下半身強化が目的かなにか知りませんが砂浜トレーニングしに来ただけですよ」
ボ「で、結局、よく言ってる意味はわからなかったんですけど、オオゼキ？ヨコヅナ？になるまでは恋愛禁止って親方に言われてるみたいだったんですけど、しつこくメアド聞いたら教えてくれました」
ツ「大関、横綱って完全に番付じゃないですか？なんで意味わからないんですか？沖縄でも大相撲テレビでやってるでしょ？ほんで、メアドって？笑　LINEじゃないんすね。時代感じるわ。」
ボ「で、その後、デート何回か誘ったんですけど、なかなか返信がなくて、、で、2、3年後、たまたま夕方、NHK観てたら、海で会った時よりさらに爆乳になってて上半身裸で男と抱き合ってたんですよ！僕とはデートしてくれないくせに大勢の人の前で裸で抱き合ってたんですよ！僕、こう見えて若い頃モテてたので初めてフラれてもうその時はショックでショックで3日3晩枕を濡らしましたよー。その時が僕の恋愛初黒星でした。」
ツ「相撲にかけて上手いこと言わないでいいですから。おー、結局、その砂浜トレーニングの甲斐もあって、体もでかくなって幕内力士になれたんですね！いい話ですねー。」
ボ「で、ようやく昨日連絡がきて、今、湘南でちゃんこ屋オープンするらしくて、今度お祝いにいってきますね」
ツ「まだ、繋がってたのかよ！力士が引退後ちゃんこ屋やるってベタな展開だな！」
ボ「そのお祝いの席で20年越しのプロポーズしてきます！」
ツ「まだ諦めてなかったんかい！？いい加減にしろ」
2人「どうもありがとうございましたー」