苦手だったことが得意になった瞬間について①(初投稿)

初投稿です。2022年になり、新しいことにチャレンジしたいと思い、WEBライターを副業でやることにしました。ひとまずこのnoteで記事を増やして練習兼ポートフォリオ作成をしていきたいと思います。宜しくお願い致します。

それでは早速、タイトルの
「苦手だったことが得意になった瞬間」について。

結論として、私はプレゼンが大の苦手でした。しかし、様々な経験を経て、大の苦手だったプレゼンが今では人に胸を張って堂々と言える程に得意になりました。

現に2021年10月から12月に行われた社内の製品WEBプレゼン大会では全国4位の成績を収めることに成功した私ですが、
入社当初は本当に酷い有様でした。

私はとにかく人前で喋るのが大の苦手で、ひとたび人前で喋ろうものなら緊張で声が上ずり、震えてしまう程でした。人前で話すことが苦痛で仕方がありませんでした。

何を隠そう、私は極度の緊張しいで、人目を気にしすぎてしまうとても弱い人間でした。
人生を振り返ると、中学時代や高校時代の国語の授業での「教科書読み」では声が上ずり震えてしまう始末。
時には極度の緊張で、普通の生徒が2、3分で読み終える箇所を5分ぐらいかけてやっと弱み終える状態で周りからは馬鹿にされ、「〇〇君って大丈夫?」と心配すらされていました。

その原体験から、人前で話すことがとにかく苦痛だった私ですが、そんな私を変えてくれたきっかけがあります。
それは新卒入社して入った現在の会社にて、定期的に行われていたプレゼン発表会です。

当時配属していた支店の社長立案で「うちの部署に必要なスキルはプレゼンスキルだ!よし、毎月1回テーマを決めてプレゼン発表会をやろう!」とのことで始まったプレゼン発表会。

私にとっては地獄そのものでした。
毎回テーマが与えられ、そのテーマに沿ったプレゼンを、広い会議室にて当時の社長や部長、課長など、偉い人達の前で披露しなければなりません。
毎回厳しいダメ出しを受けては凹む日々でした。それはそれは苦痛で、毎回発表日が近くなると逃げ出したい気持ちが芽生え、本当に苦しい気持ちでいっぱいでした。

そんなある日、社長の立案で、全く触れたことのない製品が発表テーマとなり、1ヶ月後に発表することとなりました。
とにかく触れたことがないのでまずはその製品を勉強するところからスタートです。
その製品に詳しい先輩に実際に使い方を聞いて教わり、同時にその製品がどう臨床現場で役に立つ物なのか、勉強する毎日でした。
とにかく形にすべくがむしゃらでした。

そして、迎えた当日。評価は最悪。下の下。社長からは「君は何の発表しているのか全然わからないし、全く内容が伝わってこない。出直してきなさい。」と厳しいコメントをいただきました。

これにはさすがに堪えました。

なにしろ自分なりに頑張ってやってきた結果がこれだったからです。
正直、これ程までに会社が求めるレベルと当時の自分のレベルの違いがあるのかと思い知らされました。それは入る会社を間違えたとさえ思う程でした。

フィードバックを受けた内容としては、
・早口で聞き取りづらい
・抑揚がない
・声が小さい
・プレゼンのシチュエーションが設定されておらず、内容が入ってこない
・プレゼン相手への目配せ等、コミュニケーションができていない・・・

などなど。惨憺たる結果でした。

そこからまた数週間後にチャンスを与えられた私は、いただいたフィードバックを何度も読み返し、なんとか改善すべく、猛練習の毎日でした。

もはや緊張している余裕すらなく、とにかく社長や上司の期待に応えなくては、と自分を鼓舞し、練習を重ねました。

とにかく声を張り、自信をもって、抑揚を付け、堂々と話す。「その製品のことが分からない素人でも理解できる内容にする」というシチュエーションをしっかり設定し、内容を基礎的な勉強会形式に統一。分かりやすい用語解説も交え、どんな方が聞いても分かりやすいと言っていただけるような工夫を施しました。

そして迎えた本番。万全の準備の元、当日を迎えましたが、正直言って人生で今までにないぐらい緊張していたと思います。話した内容は全く覚えていません。どんな流れで喋ったのかも全くと言って良い程覚えていないんです。


でも、これだけはっきり覚えています。
それは社長の私に対する評価でした。

「〇〇くん!素晴らしいよ!とても分かりやすかった!凄く勉強になったよ!百点満点だ!」


これは涙が出る程嬉しかった。この瞬間、私の人生が変わったんです。

入社して、自分に自信が全くと言って良い程ありませんでした。周りの同僚や上司が本当に仕事ができる方ばかりで自分の不甲斐なさを感じる日々でした。全く結果が出ずミスばかり。辛い日々でした。

そんな自分が社長に褒められた。
しかも最も苦手だったプレゼンで。

それは入社して3ヶ月程が経った2014年7月の初夏でした。間違いなく自分のターニングポイントの1つとなった出来事でした。

こんな自分でも頑張れば認めてくださるのだと。頑張って努力すれば結果が出せるのだと知り、心から嬉しかったのを今でも強く覚えています。

この原体験を経て人生が大きく好転していったのです。
「苦手は克服できる。そして人は変われるのだ。」と実感しました。

以上で①は終了です。ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。
②では続きを書いていきたいと思います。良かったらフィードバックいただけると嬉しいです。
では、また^ ^

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