ドイツのクリスマスマーケット

先週、出張でフランクフルトに行く機会があった。昼間、街中を歩いていると、あちこちでクリスマスマーケットが開かれていた。
平日のお昼にも拘わらず、ビール片手にホットドックを頬張る人や、ただ座って話をしている夫婦、そして子供連れの観光客(学校はどうなったのか?)などで賑わっていた。ちょうど自分も昼ごはんを食べ損ねそうだったのでホットドックを買っていただいた。昼でも氷点下に近い気温の下、体が温まる。それにしても固めのパンにジューシーなソーセージで何もかけなくても味がしっかりあって美味しい。

仕事が終わり、会社の方に大きなクリスマスマーケットまで案内してもらった。途中の道でもちょっとした広場があればマーケットが開かれている。こういう例えが良いのかわからないが、雰囲気は大晦日の川崎大師か成田山といった感じに近い。ただし一つ一つの屋台が(屋台と呼ぶのが良いかわからないが)木造などでしっかりと作りこんでいて、ディズニーランドのようなちょっとしたテーマパークのように見える。売られているものも、そのディスプレイもどれも絵になる。

赤いカップに入ったホットワイン(グリューワイン)を購入した。ワインそのものが4ユーロ、カップのデポジットが3ユーロ。飲み終わったらカップを持ち帰っても良いし、返却すると3ユーロ返してくれる。(ちなみにお値段は店によって違いますので一例です)
中には毎年クリスマスマーケットに来て、記念にカップを持ち帰る方もいるそうです。素朴な絵ですが夢のある絵が入ったカップは確かに良い記念かも。でもグリューワインは甘いため、カップもベタベタするので、袋などを持参することをお勧めします。

このグリューワイン、甘い。そして独特の香りもする。温められているので飲もうとしたときにグッとアルコールが来てむせる感じも酒飲みにはたまらない。何よりもものすごく温まります。

他にも回転木馬が設置されていたり、美味しそうなケーキが売られていたり、見ているだけで本当にワクワクする。久しぶりに感じるワクワク感とともにドイツの夜は更けていく。さて次はビールを飲むかな。

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