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#6 状態異常:過剰耳

セーブデータ6

鳥が囀る
人々は喋る
木々が騒めく
風が唸る

全てがゆうしゃを取り巻いて
それはまるでノイズのように耳障りで

鳥は唄い
人々は笑い合い
木々は風を纏って
風は色を運んでいる

ただそれだけなのに
きっとそれは美しいのに
ノイズのように騒めいて
言葉ととれてもそれは否定的で

≪状態異常:過剰耳≫


ゆうしゃにはまだわからなかった
自分が状態異常にかかっていたことに

ゆうしゃにはまだ聞こえなかった
たくさんの背を押す大きな声たちや
美しく舞い踊り取り巻いている音たちと
遠くから聞こえて来る音楽が

ゆうしゃはまだ気がついていなかった
再びこころが高鳴り始める音がすることに

ーーー

じつは#5までの下書きから、突然3年の月日を経ての今回です。
たぶん一緒に怒涛に投稿していることだとは思いますが…
3年前も、少し吹っ切れて書いてみようと静かにはじめたnoteでしたが、
さらに時間が経過すると、またさらに思うことや吹っ切れやいろいろがあり…

3年ぶりにログインして読み返してみて、たくさん下書きがあったり、
自分がやっていた事が面白くも恥ずかしくもあり、でも確かにあの時にしか書けなかったことであって。それこそセーブしたまま残っていて。
もともと書いて思いを残したりするのは好きですが、こうしてデジタルな媒体でも書き残してみる事も再び面白いなと感じたので、舞い戻ってきたという…無様…ほんと…

なにぶん、あいたたたたたな内容と気分屋投稿再来となりますが、
静かに、ひっそりと、冒険記録を残していこうかと思います。
まずは操作方法確認から始めるとします。
3年の間も、ずっと生き抜いてきた冒険者の皆様に愛を!

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