センサーを調節する
就職活動をしているとメンタルヘルスチェックをすることがある。結果を教えてもらったが、かなりまずい状態らしい。もちろんその企業には落ちた。
でもちょっと待ってほしい。仕事を悩んだ末に退職し、不安いっぱいで身銭を切って就職活動している。このような状態で明るく前向きな精神をしていたらそっちの方が狂ってるんじゃないだろうか。現状を正しく認識すれば気持ちは落ち込むのが自然だと思う。
チェックに引っかかったということは病院に行った方がいいのだろうか?自分では現状を正しく認識しているからこそ暗い気持ちになっているのに。仮に治療するならどのように治療されるのだろうか。想像してみる。
現状認識センサーを鈍らせる
現状が変わらないのであれば認識を変えるしかない。現状認識のセンサーを鈍らせて「働いてないけど自分はイケている」とか思いこめばいいのだろうか。ふざけてこんなことを考えていたら結構正しいように思えてきた。
趣味や遊びなどでストレス解消できれば良いと聞いたことがある。現実逃避をすることで問題から一時的に離れ、センサーを鈍らせてストレスを和らげるのだろう。
お酒も役に立つかもしれない。これもセンサーを鈍らせるのに役に立つ。まさしく薬の役割だ。そう考えればお酒に保険が適用されないのはおかしいのではないか。
現実をどうにもできないからしょうがない
終末治療にモルヒネが使われるらしい。もはや治療が不可能なのであればセンサーを狂わせて最期までごまかそうということだと思う。
詳しいことは知らないがロボトミー手術もそうだろう。こちらは物理的にセンサーを切除してしまう。初めてこの手術を知ったときは恐ろしいと感じたがよく考えれば合理的なのかもしれない。脳科学が進歩すれば脳を部分切除するネオロボトミー手術が行われるようになるかもしれない。
最後の手段
センサーを全く反応させないようにする画期的な方法が一つ残っている。それは死ぬことだ。だが最大の欠点がある。死の間際にセンサーが激しく反応して苦しむことになるのがほとんどだろう。安楽死を導入している国があるらしいが合理的なのかもしれない。
現状認識を改める
現状を変える力のない者は現状を正しく認識しない方がよいのかもしれない。そう考えてたら最強伝説黒沢のセリフを思い出した。
ダメな人は自分のダメを見ちゃダメッ……!どんでもない…!自分を直視するなんて…!ごまかしてっ…!
もっと自分をごまかして! 取り返せないとかなんとか そんなことは突き詰めず
むしろ案外オレの人生いけてるかもみたいな…… 別の言い方でいうなら折り合いをつけるってことだ…!自分の人生に…! 悲しむな…!これは悲しむようなことじゃない……!
福本伸行「最強伝説黒沢 9巻」
今日はこれでかなり気持ちが楽になった。また死にたくなったらこれで凌ごうと思う。
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