
蓮ノ空と22/7のリアリティライン-ラブライブ決勝大会を体感して再考する-
悩んでいた。
横浜アリーナでラブライブ決勝大会(を模した公演)を見て今まで見てきたものは何だったのか、実体験して、周囲の反応を見て、プレーオフまでの時間が迫る中考えたことを出力する。24年5-6月から蓮ノ空は最終的に計算中立川絢香卒業回を超えなければならない、むしろそれを見届けるために追いかけてきた自分にとって今回は節目になった。
リアルタイムで進む蓮ノ空といえど楽曲や活動記録の収録は事前に行っているはずで今後の展開を知った上で卒業に至る演技をするって点では通常のアニメだったりとそこまで変わらないのかもしれない
— YUSENA🍅 (@YUSENA1) November 15, 2023
ただ並行して配信でリアルタイムに演技+観客と時間を共有している点を掛け合わせると未知の領域になる
22/7vs蓮ノ空を願い続けていた自分が25年1月11-18日までの1週間で考えたのは「蓮ノ空と22/7のリアリティラインは結果ほぼ同じなのではないか。」という事と、それはキャラクターだけでなく演者もリアルで活動する以上割り切れない部分が発生する故ということだ。
22/7と蓮ノ空の共通項はいくつかあるが何より大きいのがキャラクターと演者が同時に活動している点だ。キャラクターと現実世界との接続として22/7であれば現在は終了してしまったが冠番組の「22/7 計算中」、蓮ノ空であれば「Link!Like!ラブライブ!」が基点になっている。
それぞれの解説は省くが、どちらもキャラクターが演者の体験を自身の体験として語り、リアルライブを要所として現実と作品世界が交差したりする。それを視聴することで観客は現実と虚構の境界線を錯覚する。
だがどちらも作品世界を徹底していない、リアル活動が伴う以上そちらを軽視する訳には行かず所々に隙が発生している。
22/7
・キャラクターの年齢が変わらない
・計算中の告知やEDでリアルメンバーも登場する
・後年はキャラクターの活動が減り年1程度に
蓮ノ空
・ラブライブ優勝を掲げているがシリーズに影響が出るためか他校を出せないためか大会ルールが不透明
そして今回の3rdライブツアーファイナル、これまでリンクラやライブ中のキャラクター登場により薄く繋がりがある状態だったリアルライブと作品世界だったが今回ラブライブ決勝大会が最後に差し込まれた。初めて作品世界とリアルライブが明確に地続きになった…ように見えたがこれまでの地区大会ではフルサイズ披露だったパフォーマンスがショート尺、加えて2日開催している点も含めあくまでリアルタイムでは無い活動記録の上演というのが正しい内容だったと思う。蓮ノ空において完全にリアルタイム同期と言えるのはWithxMEETSとFesxLIVEの配信だけなのだ。よって今度のプレーオフ配信は完全リアルタイムの体験になる。
他の観客が「凄いものを見た」と湧きたち、号外やニュースで捲し立てられたものの乗り切れなかった自分は何なのかと考えた結果はこのような内容に行き着いた。自分にとって蓮ノ空は未知の予想できない存在だったが今回は予想通りの展開だった(それがシリーズ開始から目論んできた目標だったとしても)。それは同時に「ラブライブ」って何だと考える機会にもなり、他作品やリアルのアイドルへの目線も少し変わった。結果22/7のふんわりとしたキャラクターの存在が、計算中によって現実と接続されていたがその強度は蓮ノ空と変わらないくらい強いものだったと再認識した。蓮ノ空はほぼ現実の演者と絡んだ事がないが、22/7は三四郎を筆頭に色々なタレントと絡んできた、彼女等は年こそ取らなかったものの現実への手がかりを多く残してきたのだ。
今後の蓮ノ空展開(102期生の卒業がどうなるか)と22/7との直接対決を諦めず想像を膨らませつつ、本文を25年1月プレーオフ前までの自分の活動記録として残します。蓮ノ空を当初から追いかけてきた実験動物としての役目を最後まで完遂する。