身内との別れからマイペースにマーメイドの聴こえ方が変わった日記
今月頭に身内が亡くなった。幼少期から上京まで一緒に生活した家族だった、今年に入って覚悟してきたが体調を崩してあっという間の出来事で葬儀を終えた今もどこか実感が無い。しかし空いた時間があるとふと思い出して寂しくなる。
葬儀で久々に親戚が集まり、故郷でゆっくり過ごす時間は幼少期からの記憶を振り返る時間になった。葬儀は時間を掛けて故人と別れる気持ちの整理をする時間でもあると分かった気がした。
「マイペースにマーメイド」は地元でMVの撮影をしており、歌のテーマとして直接関係無いものの自分にとっては故郷を思い出す歌だった。ここで冒頭の節に戻る、「マイペースにマーメイド」のテーマは人魚姫で会いたいが会えないような関係の相手への想いを歌っている。それが自分の状況にはまり、故郷の潮風と家族との思い出を呼び起こすような歌になり発売当時と同じくらいヘビーローテーションしている。
心にモヤモヤを抱えた中でharmoe 2nd LIVE TOUR「GOOD and EVIL」が開催された。
ヴィランをテーマにしたミニアルバム単体では評価が難しかったがこのツアーで一気に印象が変わった。各モチーフを整理し、去年のツアーも踏襲しつつ最後の「セピアの虹」を迎える流れは経験を積み旅の記憶が重なっていくような分厚さがあった。思えばharmoeとの出会いも巡り合わせによるもので、そうやって人は生きていくのだと思わせられるようなステージだった。
まだ気持ちの整理はついていないが、前に進もうと思えた8月、もうすぐ歳を重ねるが少しずつでも良い方向に歩んでいきたい。