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なんで貯金をするの?

こんにちは!

子どもに伝えたいお金にまつわる話をしている、ゆうとすです!

本日は、ぼくたち日本人がなんで貯金をしたがるのかについて紹介します。

▼ 貯金の実態

日本と海外の数字から実際に紐解いてみると、いかに日本の現金・預金比率が多いのかがわかります。

現金・預金比率
日本 54.2%
欧州 34.9%
米国 13.7%

株・投資信託・債券など
米国 50.8%
欧州 27.9%
日本 14.4%

出典:日本銀行 資金循環の日米欧比較

で、さらに日本における貯蓄と収入の推移をみていくと、収入と貯蓄が比例してて、1993年くらいに収入が頭打ちになっているにも関わらず、貯蓄が伸びているがわかります。

出典:令和元年 家計調査

▼ 国の政策

実は、現金預金が多い背景の要因として有力なのが、貯金を推進していた背景にある、国の政策だったりします。

歴史は、太平洋戦争にさかのぼります。

太平洋戦争中は、とにかくお金がなくて、国家総動員法でお金を集めたり、

太平洋戦争に負けた日本は、戦後復興のためにとにかくお金が必要でした。

そこで、明治政府がつくった郵便制度に狙いをつけて、郵便貯金制度は始めました。

ただ、すぐに国民から貯金が集まらないので、金利を上げたわけです。

金利をあげると、貯金が集まるようになりました。

江戸時代までは、日本人にとってあまり貯金の概念はなかったようですね。

▼ 環境


というわけで、貯金することは美徳になってきて、家庭でも何かあったらどうするの?
貯金しておきなさいのキャンペーンが浸透していきました。

国民には「貯金は美徳だ。投資や資産運用は悪だ!」と

なにかあったらいけないから貯金しなさいと言われたことはないでしょうか?

▼ 本当はこうだよ

実際、貯金をするとどうなるのでしょうか?

あなたの円資産を銀行などの金融機関に預金したとします。金融機関である銀行は、あなたの預金を資金運用や国に貸付を行ったりします。

2020年6月時点で、日本人の預金は1,031兆円あるといわれます。

それは国の借金ともいえます。

そして、預金しているとどうなるでしょうか?

インフレになる(物価があがる)と、あなたの100万円の預金で買えるものは少なくなります。

たとえば、100円のアイスクリームが120円に上がると変えるアイスクリームの数は少なくなりますね。

そして、国の借金は相対的に減ります。

▼ そのうえで判断してね

というわけで、日本人が貯金をする背景には
・歴史的な政策
・親などの環境
があって、こうした背景を知ったうえであなたはどうしたいか?を考えることが大事だと思います。

はい、いかがでしょうか。
本日は、日本人がなぜ貯金しようとするのかについて紹介しました。

最後まで読んでいただいてありがとうございました!

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ゆうとす@商材を売らない金融教育者
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