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ゾーンの見極めと選択が大事

こんにちは!

子どもに伝えたいお金にまつわる話をしている、ゆうとすです!

本日は、成長にはゾーンという目に見えない立ち位置について紹介します。

▼ ゾーンってなに?

ゾーンには3つの領域があるといわれていて、

1 コンフォートゾーン(安全領域)

2 ラーニング・ストレッチゾーン(背伸び領域)

3 パニックゾーン(混乱領域)

1のコンフォートゾーンは、安心感があり居心地が良いと感じる心理領域のことを指します。

たとえば、それは、慣れ親しんだ毎日の行動をしている時であったり、いつもの空間にいる時であったり、気心知れた友人と会っている時であったりします。

慣れ親しんだものに触れているとき、安心感を感じリラックスすることができます。 そうした心理的領域がコンフォートゾーンです。成長しにくいということは、感覚的に分かると思います。新しいスキルセットが必要とされないばかりか、自分の目と鼻の利くところで諸事を片づけることができてしまうためです。

コンフォートゾーンにいると、自分が今持っているスキルで完結してしまって、あまり汗をかく必要がありません。

むしろ、皆にちやほやされたり、尊敬されたりすることもあるでしょう。

この3つの領域のうち、私たちが成長していくには、2のラーニングゾーンに身を置いた方がよいと考えられています。ラーニングゾーンは、コンフォートゾーンから一歩出たところに広がっています。要するに、「未知の領域」です。

自分の今までのスキルセットがあまり通用しないため、冷や汗をかいて、いろいろなことを探していかなければなりません。

2のストレッチゾーンとは、コンフォートゾーンを出た心理領域のことを指します。

 つまり、安心感や居心地の良さを感じる領域を出て、ちょっと不安やストレスを感じる状態にいるということです。
例えば、知らない人と会う時、見ず知らずの場所に行く時、新しいプロジェクトを任された時などです。

そんな時は、未知の出来事に遭遇したり、失敗したりするリスクもあります。そのため、少し気を張った状態になるはずです。 そんな心理的領域がストレッチゾーンです。

このストレッチゾーンは別名ラーニングゾーンとも言われ、大きな成長が期待できる領域でもあります。

そして、3のパニックゾーンは、ラーニングゾーンよりさらに外側に出たところに位置します。今までのスキルセットが通用しないばかりか、そこで何が起きているのかもよく分かりません。

自分のコントロール外の世界で、ややもすると精神的な不調をきたしかねないゾーンです。

パニックゾーンは、許容範囲を超えストレスや負荷が強すぎる領域です。 この領域でも成長は期待できますが、大きな挫折や病気などを引き起こし、潰れてしまう可能性もあります。できれば避けたほうが良いでしょう。

一方、パニックゾーンでも、ポジティブな学びを得ることはできません。ストレスのために胃が痛くなって精神的に疲れてしまうなど、生産的な学習を生まない環境であるらしいです。

日本の古い指導者は、学生や部下をこの領域まで追い込む指導法をとる人も多いようですが、それだと一部の人は成長するでしょうが、潰れてしまう人も多いはずです。

そこで、これら2つのゾーンの中間であるラーニングゾーンが、学習のためには最適らしいです。

▼ 自分の立ち位置を知る

自分はどういう環境に身を置いていて、どこのゾーンにいるのか?的確に判断することです。

具体的に、自分が抱いているあるべき姿、過去の自分と、現在の自分を比較します。これらと比べて、今、コンフォートゾーンにいるのかどうかを判断していくのです。

この判断はなかなか難しいものです。あるべき自分のバーが低かったり、過去に十分な経験を積んでいなかったり、周りのメンバーにあまり恵まれていなかったりすると、「それなりに汗をかいている」という理由で、自分はラーニングゾーンにいると安易に判断してしまいがちです。

自分がいるゾーンを冷静に判断することが難しいのです。

「自分はもうパニック状態なので、今、パニックゾーンにいます」と言っていた人が、他の人と比べてみて「自分は実はあまり汗をかいていませんでした。実は、コンフォートゾーンにいたようです」と、認識を変えることがあるのです。

自分がどこにいるのかを把握することができると、初めて、ではコンフォートゾーンから一歩踏み出すにはどうしたら良いのか、という話につながっていくのです。

▼ コンフォートゾーンから抜け出すには

人間は、人生の90%以上を居心地の良いコンフォートゾーンで過ごすと言われています。

しかし、居心地のいい場所に居続けると人間は成長できません。
頑張らなくても生きていけるからです。コンフォートゾーンのことを「ぬるま湯」と表現する人もいるくらいです。

したがって、もし成長が必要だと考える時は、コンフォートゾーンの外へ足を踏み出しリスクを負わなくてはならないということを覚えておく必要があります。

未知なる領域へ踏み出すということは、新しい環境で失敗し、恥をかく恐れがあります。 それでも一歩踏み出すことで得られるものは多いのです。

コーチングの現場でも、コンフォートゾーンを出て、ストレッチゾーンへ行くことを後押しする場面がよくあります。
それは、たとえ失敗したとしても、それがその人の成長につながるという確信を持っているからです。

スポーツや教育の現場でも、優秀な教師やコーチはこのことを理解しているはずです。
生徒が練習に慣れてくると緊張感が緩んできて成長のスピードも鈍ってしまいます。ですから、そうなる前に次の課題を設定するなどしてコンフォートゾーンに長期間とどまらないような工夫をしているはずです。

はい、いかがでしょうか。

本日は、ゾーンについて紹介しました。

最後まで読んでいただいてありがとうございました!

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ゆうとす@商材を売らない金融教育者
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