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#2 ボールを受けられそうな相手の認知
こんにちは、ユーです。
今回は先日行った「ボールを受けられそうな相手の認知(守備)」を鍛える認知トレーニングについて書き記していきます。
ボールを受けられそうな相手の認知
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このうよなグリッドを使用してトレーニングをじした。
オーガナイズ
人数:4 v 4 + 2F の10人1グループ
画像参照:タテ25m × ヨコ12m ×3ゾーン +3m の small zone
オフサイドラインは奥のsmall zoneとゾーン3 の境界線
ルール
攻撃チーム
・ゾーン1からゾーン2への前進方法はパスのみ
・ゾーン1では2人までしかプレーできず、他の2人はゾーン2へ進入するまでsmall zoneの中でしかプレーできない
守備チーム
・ゾーン1でプレーできるのは2人まで
・small zoneにはボールが入るまで侵入できない
・ジャンプはできないが、プレスバックは可能
フリーマン
・ゾーン1およびゾーン3(自分の担当のゾーン)内でのみプレー可能
ルールの意図
守備選手(ゾーン1でプレーする2人)に対して、自分の背後でパスを受けられそうな相手を認知しながらポジションを取ることを身に付けさせる狙いがありました。
自分の背後で何が起こっているかを認知しながらポジションを取り、背後で受けられそうな相手がいる場合はパスコースを切る必要がある。
また、背後の相手に対して味方がマークを厳しくしている場合は、パスコースを切るポジションよりも、自分のマークすべき相手に対するアプローチにいけるようなポジションを優先した方が良いというキーファクターもありました。
所感
見えている情報からしか判断できない
守備の局面において、守備者は見えている情報からどのように守るかを判断します。
だからこそ、見えているものを増やす必要があります。
見えているものを増やすには、第一に身体の向き。そしてそれでも見えない範囲は首を振って見る。
こうして認知の範囲と、それによって獲得する情報量を増やすのです。
育成年代では
育成年代にありがちなのは、自分の目の前で起きていることに集中してしまい、自分の背後のスペースを使われてしまうことです。
小学生年代では特に、サイドハーフの選手が相手サイドバック(ボールホルダー)に食いついてしまい、ワンツーで突破されてしまう事象が見受けられました。
それを改善するトレーニングとしても、この認知トレーニングは効果を発揮すると思います。
守備において賢い選手
守備の賢さ
守備の賢さは、認知によって得た情報を、経験と予測によって如何に対処できるかの能力が高いことだと私は考えています。
ファンダイク選手やチアゴシウバ選手は、個人的にとても賢い守備選手だと思っています。
まるで相手を手玉に取るかのような守備はとても参考になり、見るたびに「上手いなあ」と唸ってしまいます。
守備の賢さを向上させる
前述したように、
守備の賢さとは「認知によって得た情報を、経験と予測によって如何に対処できるかの能力が高いこと」だと考えています。
ではどうしたら守備において賢くなれるでしょうか。
経験は、実際に自分がプレーした中で培う経験と、他人のプレーを見ることによって蓄積される経験があります。
前者の経験を蓄積させるには、もちろん日々の練習や試合で守備をするときに、何となく守るのではなく、頭を使って考えながら、プレーをすることが近道です。
後者の経験に関しては、自分が尊敬している選手や、試合映像、また守備が上手い仲間のプレーを見ることで積み上げられます。
実際、私が子どもだったときは、先輩CBのプレーをよく観察し、真似をすることで自分の守備が変わったのを今でもよく覚えています。
その時に何を観察したかというと、
プレスの掛け方やステップの踏み方、目線(どこを見るか)や相手の特徴の見分け方(足が速い、足元が上手い等)などを観察しました。
そうすることで、自分のプレーがどんどん変化していきました。
これをやればすぐに賢くなる!というものはありませんが、もし守備の賢さを身に着けたいのであれば、この2種類の経験を積み上げると良いかもしれません。
守備の賢さをブーストさせる"認知"
守備の賢さの身につけるには、認知からアプローチすることも可能です。
認知は攻撃の局面だけでなく、守備の局面でも必要になります。
守備の認知はあまり多くはありませんが、何を見るべきかを知っておけば、守備の賢さは向上するので、判断ミスを減らすことができます。
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ユー
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