#1 フリーな味方の認知
こんにちは、ユーです。
今回は先日行った認知トレーニングについて書き記していきます。
フリーな味方の認知
オーガナイズ
今回以下の画像のようなグリッドを使って、4対4+Fのポゼッション形式でトレーニングをしました。
大きな四角形の中央に小さな四角形があり、大きな四角形を四等分するように線が引かれ、合計5つのゾーンに分かれています。
グリッドサイズは、縦16m×横16m。
中央の小さな四角形は、縦6m×横6m。
人数は18人だったので2グループに分けました。
ルール
攻撃チーム
・中央の小さな四角形を除き、それぞれのゾーンには最大二人までしか入ることができない。
守備チーム
・中央の四角形を除き、それぞれのゾーンには一人しか入ることができない。
・中央の四角形には何人でも入ることができる。
フリーマン
・中央の小さな四角形の中でのみプレーできる。
このようなオーガナイズで行いました。
ルールの意図
守備チームに対してプレーできる範囲を制限することで、
ディフェンダーに対して内側を狭めるか、外側に広がるかを強いさせた。
攻撃チームがボールを奪われずにキープし続けるには、守備チーム四人の内側と外側のどちらにフリーな味方がいるかを認知しなければならない。
またフリーマンに対してディフェンダーがマークしている、もしくはプレスを掛けに行っていれば、元々そのディフェンダーにマークされていた味方もフリーになる。
その状況も併せて認知できるとボールをうまくキープできるといった狙いをがあり、このようなルールを設定しました。
所感
小さすぎた
トレーニングを始めた瞬間、「グリッド小さいな」と感じました。
実はトレーニングメニューを作成した時は一回り小さなグリッドに設定していました。
しかし、トレーニングを始めてみるとプレーするのにスペースが少々小さかったので、上記の大きさに変更しました。
少しだけ広くした結果、選手たちのプレーはアジリティ、クオリティともに良さげになりました。
賢い選手とそうでない選手
ルールを説明し、選手たちにプレー制限がかかると、自然と彼らは考え始めます。
何をどう認知すれば上手くいくのか。
いつ見ておく必要があるのか。
賢い選手は数分プレーしていると、トレーニングのミソをつかみ、上手くプレーし始めます。
ですが全員が全員そのような訳ではありません。
フリーズを用いて、選手に対して問いかけ、このトレーニングでは何が大切で、どのような認知が求められているのかを聞き出します。
この作業で選手たちの頭が整理され、理解できていなかった選手は上手くやろうと取り組み始めます。
一回目のフリーズで頭の中を整理することで、その後は大概上手くプレーするようになります。
その後のフリーズは細かな修正であったり、新たなアイデアだったりを伝えます。
賢い選手を育てるには
賢い選手とは
賢い選手ってどのような選手でしょうか?
ボールを失わない?
パスがうまい?
ドリブルで3人抜きできる?
あっと驚かされるパスを出せる?
個人的には
だと思います。
最適なプレー
ではこのような選手に育てるには、どうすれば良いでしょうか。
まず初めに、最適なプレーはどのようなプロセスで生まれるかを考えていきます。
巷でよく耳にするこれ。
ここにヒントがあります。
最適なプレーはこのプロセスのうち、実行の部分に当たるアクションです。
その最適なプレーを実行する前には、最適な判断をする必要があります。
最適な判断をするには、自分の周囲の情報や味方の位置、相手の位置、はたまたスペースの大きさなど様々な情報を取り入れる必要があります。
最適な判断をする前には、最適な認知をする必要があります。
最適な認知をするには、その状況やポジションによって、どのような認知が最適なのかを理解しなければなりません。
結果的に、賢い選手を育てるには「認知」能力を向上させれば良いのです。
こういった考えがあるので、私は「認知」が重要だと考えているのです。
今回は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
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ユー