ジアゼパム減薬記録① 2022年10月21日~2023年2月21日
ジアゼパムの減薬を本格的に開始して4ヶ月ほど経過したので、ここで一旦記録を取っておく。
ちなみにこの記録は主治医と相談の上で行っている減薬法であり、現在ベンゾジアゼピン系薬を服用している個々人に対する医学的アドバイスではありません。
ベンゾ依存に悩んでいる人は参考程度に留めておいてください。
現在までの経過
ジアゼパムを服用し始めたのは今から2年9ヶ月前です。
飲み始めた当初は希死念慮の症状を抑えるのに必死で、離脱症状に悩まされるようになるとは夢にも思いませんでした。
離脱症状が出始めた当初(恐らく2022年6月頃)、ジアゼパムの離脱症状だと全く気が付きませんでした。
以下が私のジアゼパムの離脱症状です。
吐き気
食欲不振
体重減少
気が遠くなる感覚
息苦しさ
軽いパニック発作(錯乱)
初めに息苦しさが起こりました。
コロナ禍でマスク生活となりかつ、製薬工場勤務で一日中マスクをつけていることもあり、そのせいで息苦しいんだと完全に思っていました。
ですが、頓服のジアゼパムを服用すれば症状がなくなるということに気が付き、そこで初めてジアゼパムの離脱症状だと気が付きました。
元々週に1~2回しか服用しておらず、離脱症状が発生するまでの総服用量は450mgと少なく、発生閾値とされる2700mgには程遠かったのですが私の場合は起こりました。
私は、服用量よりも服薬期間の方が離脱症状の発生に大きく関連しているのでないかと考えています。
最初の症状が発生するまでに約2年間服用していました。
2022年9月に、諸々の症状はジアゼパムの離脱症状だとわかり減薬を開始しました。
初めは簡単に減らせるものだと思っていたので、5mgから2mgへと減らしました。医師からもそう言われていました。
すると離脱症状が耐えられなくなるくらいに強くなり、そこで減薬ペースを変更しました。
4ヶ月減薬を続けた私の結論ですが、
ベンゾジアゼピンは急激な減薬をするべきではない
と結論づけました。
ベンゾジアゼピンの離脱症状のつらさは起こった人なら分かると思いますが、めちゃくちゃつらいです。
藁にも縋る思いでこの本を買いました。
減薬当初はそれなりに参考になりましたが、著者もベンゾ依存に苦しむ一人で情報に偏りが感じられた(読んでいると怖くなってくる)ので読んでも参考程度にしていた方がいいと思います。
ホームページもあります。
以下、私が減薬する上で大切だと感じたことを3つ書いていきます。
1.日々の減薬量よりステイ期間
減薬方法にはいろいろありますが、多くの人はカットアンドホールドだと思います。私もそうです。
なぜならマイクロテーパリングは慎重すぎるし大変すぎるからです。
断薬するのに減薬方法は非常に大事です。
しかし私は、どんな減薬法を使っていても多少の離脱症状は免れないと理解しました。
それは離脱症状のメカニズムにあります。
ベンゾジアゼピンを常用すると薬がある状態で身体のバランスを取ります。
薬がなくなるとどうでしょうか?
当然ですが、身体のバランスを崩します。
これが離脱症状なのです。
私がジアゼパムの服用を2日に1回としているのはこれが理由です。
激烈な離脱症状は遷延性離脱症候群を発症する可能性が確かにあります。
ですが、多少の離脱症状は乗り越えなければならない、と思っています。
回復とは、薬が体内で減った状態の時に初めて起こるのですから。
何週間かステイして、離脱症状が軽くなれば、その用量で身体が適応した状態になったのだと思います。
2.コーヒーを適量飲む
これはウィキペディアに書かれていたことに起因します。
動物実験レベルなので本当のところは分からないが、これが本当なら離脱症状の発生を抑えられるのではないか?と私は考えています。
私は週末しかコーヒーを飲みません。
そのくらいの方がいいのかもしれません。
カフェインに対する反応は個々人でかなり異なると思われるので、あまりに過敏なら控えるのがベターかと思います。
3.服薬ペースを遵守する
離脱症状が強く発生した時、薬を服用したいと思うでしょう。
そこで我慢するかどうかの見極めはかなり大切だと思います。
私も減薬の最中、何度となくこの状況に直面しました。
ですが、3~4時間で離脱症状から回復しました。
エスケープピルの用意は必要だとは思います。
多少の後戻りは減薬期間においてあまり影響はないと個人的に思いますが、適切な減薬ペースであればまず服用することはないでしょう。
まとめ
私もまだ減薬の最中です。
今後もベンゾジアゼピン系薬物に依存して悩んでいる人に少しでも役に立つように減薬記録をまた書こうと思います。