ジュニアスポーツ、親の熱量、子の熱量
こんにちは。
水泳個別指導FORMS代表の尾崎でごぜえやす。
気づけば個別指導という特殊な形態で10年近く指導をしています。
一応まだ20代です。
そんなこんなから生まれる何かで、読む人に少しでも役立てたらと思います。
ブログよりシンプルだからnoteは少し気楽にいきたい。
noteでは、主に2つの配信をします。
スポーツをする親子の関わり方で思うことをコーチという第三者目線から
ジュニア選手でもわかるように生理学や解剖学の話(時間かかるから待って)
今日はタイトル通り親子のお話。
指導の時に1番よく話すのがこれかもしれにゃい!
熱量の天秤が崩れると競技が嫌になる
このお仕事をしていると、親子の関わり方についてよくご相談をされます。
まあ、僕にはまだ子どもはいないのでわからない部分もありますが。
ただし、1つだけほぼどんなお悩みにも当てはまることがあります。
ジュニアアスリートをサポートする場合、
保護者の熱量がお子様の熱量を上回ってしまうと破綻してしまうということです。
気持ちはわかります。
我が子だし、頑張ってほしいし。
なんか意識低いと歯痒いし、そんなことしてたら結果出ない、もっとやんなきゃ結果出ないってのも大人は経験上わかってるし。
でもですね、お子様の熱量が100としたら99以上はいっちゃダメなんです。
やっぱり自分で気が付くのを待たないといけない。
それは数年後かもしれないし、もしかすると今取り組んでいるスポーツではなくて別の道にいったときかもしれません。
でも待たないといけません。
働きかけは良いと思います。きっかけは多いに越したことはないので。
でも、熱量のバランスは常に本人が上になるように。
やはり長い目で見ないといけません。
そりゃもちろん本人が「全国大会行きたいって本気で思ってる!」と言いながら、
夜更かしばっかりしているのなら、雷落としても良いかもしれません。
でも、行動に現れていないうちは人間まだそこまでの熱意じゃないはずなんですよね。
誰のためにスポーツをするのか
結局、スポーツをするのはお子様自信。
わかっちゃいるけどもっともっとと思ってしまう僕たち大人。
ええ、コーチ的にもグッと堪えながらやってるところはありますよ。
ただ、水泳のレースを見て保護者が「もっといけるでしょ」みたいなのはあんま良くない。
想像以上にしんどいんですよ、レース。
めっちゃキツイ時の後半なんて、全身から変な汁が出そうになるくらいしんどい。
「じゃあ、泳いでみろよ!」
なんて言われたらもうゲームオーバーです。
熱量がどの程度だろうと、やりきれなかったこと、しくじったことは本人が1番理解しています。
理解してなさそうに見えても、その子なりに感じるところはあります。
まあ、飄々としている子や、不貞腐れている子もいますが結局また頑張って練習行きますから。
与えすぎると感覚が麻痺する
親の熱量、子の熱量というテーマの最後に言いたいのは「与えすぎ」というお話。
ついつい大人の僕たちは与えすぎてしまうところがあります。
できるだけ良い環境にしたい、他の子よりも良いもの、便利なもの。
ですが、多少の不便さがあるからこその人間的成長というのは絶対にあります。
また、与えられることが当たり前になると感覚がおかしくなっていきます。
「感謝しろ!」と言っているのではなく、当たり前になって何も感じなくなることが怖い。
ありがたみなんてのは後から理解すれば良いけど、当たり前になってしまって手を抜いた取り組みになるのが1番悲しい。
言葉にして感謝を伝えることは大切だけど、まずは練習やトレーニングをちゃんとやり切るという行動が大切。
不便さが逆に贅沢品になっているような時代。
多少の不便さは想像力や適応力を鍛えてくれます。
ジュニアアスリートにとって保護者は一番のスポンサー。
関わり方に正解はないでしょうけど、僕も含めてたまにこうして言葉にして考えることが大切ですね。
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