山師と金鯉~山師との遭遇~
※この話はノンフィクションで、自身の思い出を綴っています。
自分が「現場作業員時代」だから、もうだいぶん前の話になる。
山奥の私道が、がけ崩れに遭ったと。
そこに自分と、60代の作業員2人で現場に向かった。
自分は4Tのトラッククレーンにミニバックホウを乗せて。
もう一人の作業員は、4Tダンプに資材を乗せて現地へ向かう。
現地作業に入る前に、当時の親父。つまり、会社の社長が自身の車で同行
して行った。
作業は簡単だった。
山奥の最も深い場所に「烏骨鶏」を育てている農場がある。
その場所の手前。農場が切り開いた「私道」の山肌が少々崩れて危険だと。
それを取り除いて、養生のために土のうを設置するというものでした。
だけど。
社長から、その現場に向かう際に、とても「奇妙な」話をされた。
「ゆうき。あそこの集落は、誰が住んでいるかも分からない、どんな生活を
しているかも分からない、とても静かだが、他人を寄せ付けない場所だ。」
と・・・。
今になって分かる事なのですが、当時、自分が勤めていた会社の一部の地域
には、誰が住んでいるかも分からない「集落」があったのです。
と・・・ここまで綴ったのですが・・・。
私小説。つまりノンフィクションで書くには、少々センシティブな表現や
地域の話になるので、やめておこうと思います。
しかし、とても興味ある話だったのですが。
また、どこかでフィクションに置き換えて書ける日がくればと思います。
すいません。
ゆうさん