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MEGAMI Art License Use Case 2

こんにちは、Yusakuです。前回はMEGAMI Art License Use Caseを執筆しました。MEGAMI NFTのホルダーのメリットである、アートワークをそのまま活用する方法の紹介をしました。既存のサービス活用すればかなり幅広いことが実施できると思います。

今回もMEGAMI Art Licenseの活用方法について探っていくNoteとなります。前回より深掘りした形で、既存サービスを組み合わせてグッズを作る方法を模索した内容となります。またその中で文字画像についても考察する機会があり、考察プロセスを記載しました。


御朱印帳

SUZURIで作れるグッズ以外で、自分が欲しいと思うものを考えた際に、シードフレーズ等を記録し、長期間記録を保持できるグッズが欲しいと思いました。

ハードウェアウォレットには記録カードが付属されているのですが、長期間保存するためには結局ファイルやノートにまとめることになると想定しました。そこで、ページ数が多くなく、長期間保存できる紙を使っており、イベントで配られるステッカーの貼り付けも可能な媒体を探した結果、御朱印帳との相性が良いのではと考えました。

ALBUSでましかくプリントをした際に、これをそのまま表紙に使えるのではと考えたこともきっかけでした。

参照URL:https://twitter.com/NaruseYusaku/status/1691615323055919461?s=20

最初は画像データを渡して材料調達から作成まで実施可能な業者を探しました。すぐに見つけることができメールでのやり取りも行いましたが、途中でメールのやり取りが途絶えてしまったので、自身で作成することにしました。

参照URL:https://twitter.com/NaruseYusaku/status/1693940748255977826?s=20
参照URL:https://twitter.com/NaruseYusaku/status/1693940748255977826?s=20

洋紙は100年、和紙は1,000年持つと言われているようです。紙が酸化する速度が和紙の方が遅いためだそうです。

ステッカーも問題なく貼り付けできます。ボールペンでの書き込みも問題ありません。

20230822_筆者撮影
20230822_筆者撮影

改善点としてはデザイン面です。和紙の種類やましかくプリントのサイズ、アートワークを活かすために最善を尽くせていない感が否めません。和紙の専門店や御朱印帳デザインを複数見てみたいと考えています。

またLicensed by MEGAMIの文字入れができていないため、画像データを作成し、ステッカーにしたいと考えています。次のアクリルスタンドの内容でこの内容については少し言及します。

最後になりますが、御朱印帳の材料は以下となります。作成方法は手作りキットの中に同封されていましたが、ネット検索でも出てくる内容も参照しました。

アクリルスタンド

SUZURIでアクリルスタンドが作成できることに気がつきました。MEGAMIアートワークをそのまま活用する場合、スクエアサイズ50mm〜160mmで作成できます。サイズによって値段が変わります。

台座にも画像貼り付けをすれば自分だけのデザインが可能です。アクリルスタンドの場合、Licensed by MEGAMIというロゴ画像を作成すれば、ライセンス規約に則ってグッズ作成が容易に可能です。

ibis Paint Xにて筆者作成

ここでふと疑問に思ったことがあります。果たしてibis Paintで作成したこの文字画像をアクリルスタンドの台座に貼り付けして、商用利用することは可能なのでしょうか。

文字画像の権利関連について

結論から記載すると白に近いグレーなのかと判断しています。Appleコミュニティでの見解からそう判断しています。順を追って判断プロセスを記載します。

まずibis自体の利用規約を確認しました。該当する箇所として、ibis Paintサービス利用規約第10条3項に記載があります。

ibisPaintアプリの文字入れツールで利用するフォントは、フォントのメーカーの利用規約に準拠する。

2023/06/26改訂時、ibisPaintサービス利用規約

私が使用したフォントはApple SD Gothic Neo Lightでした。

20230829_筆者スクリーンショット

そこでAppleサポートサイトを確認しました。本当にAppleのフォントか確認するためです。ibisで利用メーカーの利用規約に準ずると記載がありますが、Apple SD Gothic Neo LightがAppleのフォントかどうかの記載がないため、自身で確認する必要がありました。結果としてAppleのVenturaOSに組み込まれているフォントであることは以下サイトでも確認できました。

"macOS Ventura に組み込まれているフォント"よりAppleサポートサイトより参照

AppleAppleコミュニティでの問い合わせ結果や共有事項として、商用利用は可能という回答が多く寄せられていました。

ただしAppleへ上記の内容を直接確認をできていないこと、Apple SD Gothic Neo Lightの著作権や利用許諾をAppleが出せるのか確認できてはいません。

しかし文字情報として記載をする場合には著作物として認められないといった事例もあり、ロゴデザインとして作成をしたり、商標登録をしたりするのではない場合、権利侵害と判断される可能性も少ないと考えました。

ただし厳密に考えると、日本の法律と米国の法律とが異なるため上記の日本の法律での判例は当てにはできず、当該フォントを作成したAppleが管轄される国の法律やフォント作成者の希望に沿った国の法律になるのかもしれません。

以上が権利許諾関連の考察となります。ここまでの内容から、白に近いグレーと判断しました。MEGAMIライセンスの5M USDまでの規模になると想定して二次創作を行う場合は、Licensed by MEGAMIやEmpowered by MEGAMIという文字デザインや画像データを自身で作成する(フォントを使用せずに)、第三者にフォントを使用せず作成してもらい商用利用を認めてもらう等が権利関係でクリーンな状態かもしれません。

以上です。

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