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Derivatives

こんにちは、Yusakuです。前回はForecastingを執筆しました。NFTプロジェクトで面白いことが起こりそうかどうかは、自信が信頼を置ける方がそのプロジェクトのアカウントをフォローしているかどうかを参考にすると良いでしょう、という内容でした。

Derivatives

The key is Derivatives

MEGAMIに注目した記事が多いですが、Dendekaden(DDD)やIROIROにも注目しており、幾つか所持もしています。これらProjectに共通するのはDerivatives(二次創作)を一定の範囲で許可することを明文化していることです*1。その意図として、所謂アニメ系pfpのNFTの価値を上げるためにはDerivativesが鍵になるからと想定しています。以下各PJの明文箇所となります。

Projects that focus on derivatives

MEGAMI(MEGAMI Art Licenseで明文化され、捕捉情報としてThe uwu Art Licenseを参考にしていると記載もあります*2)

Dendekaden(電殿神日記のFan Art Systemに記載があります)

IROIRO(Derivative Sale Eventのルールで明文化、公式Webにはなし?)
※2023年3月3日追記
じょあんなさんからTwitterで"IROIROはuwu labs familyなのでuwu art license適用です"と教えていただきました。*3

※2023年3月3日追記

※2023年3月11日追記
IROIRO Art licenseの存在を確認しました。Mediumで作成されており、基本的な考え方はThe uwu Art Licenseと同じと理解しました。

Why derivatives important

Derivativesには以下の効果があるため元プロジェクトにとってもDerivativesの著作者にとっても価値があると考えています。

  1. 元となるNFTやプロジェクトの認知・宣伝

  2. 著作者の作成物の認知・宣伝

  3. 色々なコミュニティの形成

業界の方々からすると当たり前のことなのかもしれませんが、1年程NFTを通じて体験的にこのような理解をしました。1と2が3を作り、3からまた2が生まれて循環をする下部のイメージです。

筆者作成_20230302 Google Slideにて

この周期が何度か繰り返されていく過程で、期間的な要因やOriginalを知る人々がいなくなってしまった際に、新たにOriginalとして認知される作品ができていくのかもしれないと、スライドを作成していて気がつきました。そのため1〜3の結果として、

4.新たなOriginalの発生

という流れにもなっているのかもしれません。以下の記事にもあるようにDerivativesという動きは歴史も長いです。

Strategy for NFT holders: Co-create derivatives.

自身の所持するNFTの価値を上げるための戦略としてNFTの現在のFloor Priceを気にするよりも、二次創作の数を増やして、元となるNFTの認知度をあげたり、欲しいと思う人を増やしたりすることがNFT Holdersの戦略として取るべきものかと考えています。またプロジェクト側もそれを望んでいると考えており、Contributionsとして見られることにもつながると推測しています。すでに販売されている作品を購入するのも、自身で依頼をして作ってもらうのも、色々な手段があると考えており、ある種の共作とも言えるかもしれません。以下は直近で私が購入しているDerivativesの一部です。

IROIRO

KIIRO by tanakakun様 参照URL:https://opensea.io/assets/ethereum/0x69a6ecd92031ae5b692053d5db28db59dd4b5c7e/3

MEGAMI(3Dモデルのため参照先URLで360度見ることができます)

Megami Foxy Miko #02005 by SuddenBoom様 参照URL:https://opensea.io/assets/ethereum/0x1eb3947afcb4d0f65c7bc9a9b845b5f2cededccd/11

またこれは短期ではなく長期の戦略となります。以前執筆した以下の記事の内容も考えのベースになっています。

以上です。

注釈

*1、IROIROに関してはAL配布コンテストの一環で二次創作が認められていたことからルールの範囲で明文化としています。

*2、The uwu Art Licenseについても、Creative Commonsを参照先として挙げており、最終的にはGNU宣言やFree Softwareなど歴史を紐解いていく必要が、深い理解には必要になると考えています。

*3、以下の通りです。


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