初めての真鯛釣りの話
八百屋のお兄さんたちに楽しさを教わり、
永井は、大学卒業後も大船にある兄貴の乾物屋を手伝いながら、
城ヶ島、下田でハマった釣りにどんどんのめり込んでいきました。
そんなある日、釣り好きの友人から誘いの電話が…。
真鶴の國敏丸で真鯛釣りに行かないか?と、
真鯛釣りは初めてだったのでもちろんOK。
当日の朝、真鶴へ向かう道中、初めての真鯛釣りに挑むにあたりコツなどを聞こうとすると、友人から思いがけない話が、
「今日乗船する船に、服部名人、川上哲治さん、藤田元司さん、牧野茂さん。。。」
服部名人に会えたことはその後の永井が釣りの世界で生きて行くのに大きな出会いだったのですが…。
長野から大学まで釣りを始めるまではずーっと野球少年。根っからのジャイアンツファンです。
そこからの1日は”釣り人”である前に、”野球少年”永井にとっては夢のような時間で興奮しっぱなしでした(笑)。
その後の記憶は断片的で、
永井も確かに真鯛を釣りました。
港に戻る途中、川上さんグループの方に釣れなかった方がいてその方に真鯛を譲りました。
すると下船後、川上さんが昼食の日本蕎麦屋さんに誘ってくださって。
蕎麦を食べたことだけ覚えています。
信州出身の永井にとって思い出深いお蕎麦の一つです。
そこから永井が真鯛釣りに没頭していきます。