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Jazz EMP@ Tokyo Financial Street 2024(2024/12/1)

昨日2024/12/1はJazz EMP@ Tokyo Financial Street 2024に行きました。兜町のKABUTO ONEで毎年行われている若手ジャズミュージシャン応援のための無料ライブとビジネストークセッションのイベントです。今年で7回目。初回は確か東京証券取引所内の大会議室だったと思う。

今回出演の若手バンドは以下の4組。オリジナリティを追求していて確かな演奏技術を持つ個人の集まり。

平手裕紀カルテット:
平手裕紀(Pf.)、Patrick Bartley(A.Sax)、宮地遼(Ba.)、小田桐和寛(Drs.)

YOSHIHIRO KANEKO Electric Jazz Band:
金子義浩(Ba.)、岡勇希(A.Sax)、豊秀彩華(Pf, Key)、関根豊明(Drs.)

市川空 CONCEPT BAND:
市川空(Pf.)、塙正貴(Sax.)、高橋将(Ba.)、中村海斗(Drs.)

中村海斗クインテット:
中村海斗(Drs.)、佐瀬悠輔(Tp.)、馬場孝喜(Gt.)、布施音人(Pf.)、高橋陸(Ba.)

2024/11/30の日本経済新聞夕刊コラム「あすへの話題」で俳優の松重豊さんが「音楽を聴くこと」と題して昔は音楽を手に入れる手段はレコードを買うことしかなく貧乏人にはおいそれと買えなかった、それがカセットテープの登場とエアチェック、貸しレコード屋、iPod革命を経て今はサブスクリプションで無数の音楽の海で泳ぐことができるようになったこと、その結果「今の若者は僕の音楽遍歴程度ならひと月で聴き通すことも可能だ。だから若いミュージシャン達の進化は凄い。カテゴリーを軽々乗り越えた、聴いてくれたことのない世界に誘ってくれる。」と書いていました。

たくさん聴いても再現できる楽器の演奏技術、機器の操作技術、聴いた音楽を消化して他のものと組み合わせて編集する知性、積み重ねた思考の深さと試行錯誤、広い視野と好奇心のどれが欠けてもオリジナリティのある音楽はできない。壱岐坂ボンクラージュでのボンクラ若手西遊記カルテットの演奏もJazz EMPでの各バンドの演奏もこれらのことができる人たちの演奏でした。後生畏るべし。

最後は池田篤カルテットと原朋直の共演。そして残ったいた出演者全員によるプルースの演奏。

いやぁ楽しかった。

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