韓国ドラマ「ドクタースランプ」〈3〉
第8話の後半からは、今まで語られなかったハヌルの過去の出来事が明かされます。
ある出来事をきっかけに、ハヌルの心に過去のつらい気持ちがよみがえります。
ハヌルは精神科医に「いつも自責の念と不安と闘っている」と泣きながら助けを求めます。
不安な気持ちに押しつぶされそうになっているハヌルの様子に気づいたジョンウは、ハヌルをそっと観察して力になりたいと思いますが、ハヌルに拒絶されしまい二人の心はすれ違います。
一度距離をおいた二人ですが、ハヌルは「病院を辞めた時、世界が終わったと感じたけれど、ジョンウに出会って病院の外にも世界はあることに気づいた」と訪ねてきたジョンウに言います。
ジョンウに再会してからのハヌルはジョンウとハメを外して遊ぶことで、仕事以外の楽しむ人生を経験しました。
高校時代のジョンウとハヌルの一番大事だったことは「勉強」でしたが、今の二人は試練に遭い、新しい価値観を築く人生の途中にいるようです。
同じ本を繰り返し読んだとき、読むときの年齢や状況で気になるところや感じ方が変わってしまうことがあるように、人生も年齢や置かれている状況で大事なことや人生の意味も変化していきます。
ここまで、このドラマを見て感じたことは、人生で前に進めないことが起きたとき、それは決して無駄な時間ではなく、大切なことに気がつくための必要な時間だよ、というメッセージがこめられているように思いました。
ドラマはまだ配信途中ですが、私の「ドクタースランプ」の紹介はここで終わりにしたいと思います。
「ドクタースランプ」〈1〉〜〈3〉を読んで下さった方、ありがとうございます。感謝です。