思い出の街下北沢
用事があって久しぶりに下北沢にきた。
10年前まではこの辺りに住んでいたが、引っ越してからはほとんどこの辺には来でいない。
家を出る前に母が、下北沢には、レモンっていう新しいスポットができた!と大騒ぎしていたので見てみたら、みかんだった
急に下北沢に、代官山のようなおしゃれスポットができて駅前がすっかり変わっていた。
あの落書きだらけの駅の階段も、開かずの踏切もない。
住んでいた頃、駅前にあったTSUTAYAのCDのケースはいつもバキバキに割れていたし歌詞カードがないCDが多かった。
学生時代の思い出の街だ。
私の記憶の中の下北沢はいつも工事していた。
その工事も終わって、電車の音もあまり聴こえなくなった。
駅前に人がたむろしてるのは相変わらずだけど。
この街を歩くと、気恥ずかしくなることがある。
何だかわからないけど、闇雲に、一生懸命にやっていた自分を思い出して。
街の一つ一つが、店は変わっても、土地は変わらないので、歩くだけでも思い出がありすぎるのだ。
一生懸命にやってはぶつかって転げ回って、そんなことの繰り返し。あがいてあがいて。
なにをそんなに焦ってたんだろう。
まだまだこの道は続くのに。
色々思い出して、マスクの下でふふっと笑ってしまった。
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