デブで悩んでる人がいるようにガリで悩んでいる人がいることも知ってほしい
世間で「痩せたい」という声はよく聞くけど、「太りたい」という声はあまり聞かない。
しかし、自分が太っていることに悩む人がいれば痩せていることに悩む人も世の中にいることを知ってほしい、そんな想いでこのnoteを書く。
私は、痩せていることに悩んでいる「当事者」なのだ。
私は幼い頃から周りの人より食べる量が少ないことを感じていた。
給食みたいな決まった量で出てくる食事は毎回食べる前に量を減らしていた。
そのため、特に運動をしていなくても痩せていた。
今も中学の服が入るくらい体型が変わっていない。
痩せたい人が多い世の中で、字面だけ見たら、嫌味と捉えられるかもしれない。
でも、厳密に言うと「痩せている」ではなく「痩せすぎ」なのだ。
BMIでは標準を下回っているほど。
「太ったわ」と言う友達は私からすれば標準体型だし、きっと彼女たちの「痩せたい」の理想は私のような体型ではないはず。
自分の体型に悩み始めたのは、高校生くらいからだった。
今までよりざっくばらんに話せる友達がたくさんできてそれは良かったんだけど、友達に腕が細すぎで「枝みたい」とかいじられることもあって、それがストレスに感じでいた。
私だって好きでこんな痩せているわけじゃない。
みんなみたいな標準体型になりたい。
そんなふうに思うようになった。
太りたいと思っていたけど、友達の前では絶対に言えなかった。
嫌味にしか聞こえないし、わかってもらえないからだ。
少食が原因だから、食べる量を増やしてそれに慣れたら大食いになれると思い頑張っていた時期もあった。
でも、やっぱり標準の量(定食1セットみたいな)さえ完食するのは難しい。
そこで、自分なりに食べられない原因を考えてみた。
1.単純に胃が小さい
ちょっと食べただけですぐお腹いっぱいになる。
お腹いっぱいって思ったことはあるけど、足りないと思ったことはほとんどない。
2.胃もたれしやすい
食べすぎると、すぐ気持ち悪くなる。
最近だと、揚げ物やハンバーグなんかは一口食べただけで「もういいや」ってなっちゃう。
3.味に飽きてくる
どんぶりよりもおばんざいみたいないろんな種類の料理が少量ずつあるほうが完食率が圧倒的に高い。
食に関しても飽き性な性格が出ている。
4.そもそも食の優先順位が低い
よく「何食べたい?」と聞かれるけど、本当の意味での「なんでも良い」。
正直、不味くなければなんでもいい。
食べることを忘れるくらいサバ番に熱中していた時期があるが、多分自分は食の優先順位が低いんだろうなと思った。
5.他人と一緒に食べることがストレス
家族以外の他人、仲のいい友達でも誰かと一緒に食べることにストレスを感じる。
誰かに見られている状況がダメなのかもしれない。
1番きついのは職場。
お昼に先輩にご飯に連れていってもらったとき、定食屋みたいなところでガッツリ定食を短い時間で食べ切らないといけないという状況が結構きつかった。
結局残してしまってそれも気まずかった。
マルチタスク苦手人間だから、話しながら食べるのは神経使うし。
行きたい店食べたい料理ではなく、量が少なそうな店だったり店で1番量が少なそうなメニューをいつも探している。
これが、その場をうまく乗り切るための自分なりの工夫だ。
本当はもっと食べれるようになれたら、食事の場でもストレスと感じなくなるのに。
痩せて骨ばった自分の体を見るのが嫌いで、水着を着るのも恥ずかしいし、手足を露出する服を着るのが恥ずかしい。
運動したらお腹が空いてもっと食べれるようになるかもしれない。
友達みたいな標準体型になりたい。
そんな感じで色々思うことはある。
でも、最近今の自分を受け入れるように意識している。
痩せ型を活かしてコンパクトな服を着よう、気にせず肌を出していこう。
あまり食べられないことを恥ずかしがらず気にせず周りに伝えていこう。
こんな感じで、前より少しは楽に生きられるようになった気がする。
でも、やっぱり健康面でガリガリなのは自分でも心配で今より食べて太る方法を模索している。