新卒の会社を10ヶ月でやめたワケ。
こんばんは。ゆうさんです。
四大を卒業して現在社会人5年目になるのですが、今は2社目で、新卒で営業職として入社した会社を10ヶ月で辞めています。
今日はそのお話をしようと思います。
辞めることへの不安
3年は勤続した方がいいという風潮があったりで、もちろん私も当時それを気にならなかったわけではありません。
また、辞めたその後、専門職でもなく特化したスキルもなく、新卒で入社した会社に10ヶ月で辞めている私のような人間を、必要としてくれる会社なんてないんじゃないかという不安もありました。
そんな不安を抱えつつも、当時の私は辞めることを決めました。
そして、その当時も今となっても、辞めたことを1度たりとも後悔したことはありませんし、辞めることを早いうちに決断してよかったと思っています。
もし過去に戻ってやり直せるなら、就活からやり直したいなとは思います。
けど、その会社に入社して辞めていなければ、今の私もないと思うし、得たものももちろんあったので、それもきっと私の人生で必要なことだったと思います。
未来の不安に勝る「今」の違和感
そんな不安を抱えつつも、私はその不安以上に、その当時の仕事や自分に違和感を感じ、辞めることを決意しました。
圧倒的にその後の不安よりも今に対する違和感が大きかったので、そんなに重く悩まず、わりとすんなり決めたように記憶してます。
その辞める理由となった違和感とは、大きく3つあります。
今から理由をお話ししていくにあたり、「え、じゃあなんでそもそも入社したん?」という声が聞こえてきそうですが、それについては後半にお話ししていこうと思うので、しばしお付き合いください(笑)
また、これからお話しすることはあくまで私の価値観の中での考えなので、その会社自体を否定したり侮辱する意図はありません。
違和感①
商材が好きになれず、詐欺をしているような感覚になった
法人営業として、自社の商材を法人や団体、自治体や施設に売っていたのですが、私は自社の商材を最後まで好きになれませんでした。
同業他社のコストも性能も優れたものに魅力を感じていて、実際に他社の方がシェアも需要も高く、自社の製品をどうしても好きになれず、自信が持てませんでした。
シェアの差だけだったら、会社規模とかの差もあると思うのでそこまでは問題ではないと思います。
問題は、
他社は常に改善や改良を行い進化し続けているのに、自社の製品はもうずっと長いこと変化をしていなく、今のニーズに合っていない
という点でした。
時代と共にニーズも変わっているのに、自社の製品は昔の状態でとまったまま。現在のニーズに合っているように思えませんでした。
そう感じながら売り込みにいくことをしているうちに私は、
「自分が良い製品だと自信をもって言えないものを売るなんて、詐欺をしているようだ」
と感じるようになり、これ以上続けることができないと思いました。
私には「仕事だから」と割り切ることはできなかったんです。
違和感②
休日を楽しみに仕事をしている→仕事が憂鬱という状態
そんなこんなで週休2日で平日の5日間仕事をしていく中で、私は気づけば「休日を楽しみに仕事をしている」状態になっていました。
要するに、仕事が憂鬱で、休みになったらハッピーで、月曜にまた憂鬱な日々が始まる、という状態。
休日が楽しいことはいいとして、「仕事が憂鬱」ということに圧倒的に違和感を感じました。
というのも、大学の4年間飲食店のアルバイトをしていたのですが、その時の仕事で私はほとんど憂鬱なんて思ったことはなかったんです。
めちゃめちゃ楽しかったし、好きだったし、やりがいがあったから、体調の問題以外でバイトに行くこと自体が憂鬱なんて思ったことはありませんでした。あっという間に時間が過ぎていっていました。
だからなおさらというのもありますが、1日の大半の時間を過ごす「仕事」が憂鬱であること、社会経験をする貴重な時間であるはずの「仕事」が憂鬱であることに、大きな違和感を抱き、この状況を変えたいと思ったことも、理由の1つです。
違和感③
この仕事は自分のためになるのか
営業といっても、企画営業のようなものではなく、毎日あまり変わらず淡々とお客様のもとへ行くような日々。
なんとか工夫してお客様ごとの提案資料を作ったりするも、結局やらなければいけないことはそんなにかわらず..。
そんな毎日を過ごすうちに、この仕事は本当に自分がやりたいことなのか、やる必要があることなのか、自分のためになるのだろうか、という疑問が浮かんできました。
もちろん、営業スキルなど得るものも学ぶこともありましたし、今もつながりのあるお客様に出会うこともありました。
全部が全部無駄とは思っていませんでしたが、この仕事を続けていったとして、社会人として自分のためになることがどれくらいあるだろうかと思った時に、「これ以上はない」と感じました。
これも、やめることを決めるに至った理由になります。
以上が、私が10か月で新卒で入社した会社を退職した理由になります。
では、ここで「じゃあなんでその会社に入ったん?」という部分のお話をしたいと思います。
就活時の圧倒的な勉強不足と自己分析不足と”焦り”
本当に、これに尽きますね(笑)
やり直せるとしたらここからやり直したいし、過去の自分に自分について説明しに行きたいくらいだし、「焦るな!」と伝えに行きたいくらい。
自分がどんな仕事に向いているか、何が得意なのか、どんな価値観を抱いているかなど、自己分析ができたような気でいただけで全然できておらず、全然それにマッチしていないのに「好きなジャンル」という理由だけで受けてたまたま内定を頂いたその会社に入社を決めてしまった感じです。
あと、インターンとかOB訪問とかを一切せず、リアルな企業というものを知ろうとしなかったことや、社会の中にどんな仕事の種類があるのかということを知ろうとしなかったことも、大きな失敗点ですね。
当時の私は、「インターンやOB訪問をしなくても就活にはそんなに影響はない」と信じ、「なんとなくしといた方がいいと思っている意識が高い人がしてること」なんて風に思っていて、就活に影響がないなら面倒だしやらなくていいやーって思ってました。
...いやもう、ぶん殴りたいですね(笑)
めちゃめちゃ恥ずかしい。本当に浅はか。
今となっては、学生のうちに経験できるそれがどれだけ貴重なものなのかということが、痛いほど理解できます。
今就活をしていて、インターンやOB訪問などをすべきか迷っているならば、「なんとなくみんなしてるからしといた方がいい」という理由ででもいいから、経験しておくことをおすすめします。
もちろん、インターンと実際に入社してやることは違うと思うし、OBの人はもしかしたらいい面しか言わないかもしれないけど、それでも、触れておくかどうかで知識や価値観の広がり方が変わると思います。
そして決定的なのは”焦り”。
これも、今となっては本当に、周りと比べて焦る必要なんてこれっぽっちもないと思うんですけど、あの就活の時の焦りって、ほんとなんなんですかね。
私もまんまとその焦りにはまってしまって、周りが内定をもらい始めて、自分もいち早く内定を取りたくて、周りより早く行先を決めたくて、そんなこんなで早いうちに内定を頂いたその会社に早々と決めてしまって、他を受けようともしませんでした。
...なんか振り返っていて、色々ほんとに就活の時の自分はやばかったなと、恥ずかしくなってきます。。
そういった就活時期を経て、結果的に10か月で辞める会社に入社したような形になります。
今悩んでいる方へ伝えたいこと
今もし、当時の私と同じように、新卒で入った会社を辞めようか悩んでいる方がいるならば、理由はともかく、まずそれは悪いことではありません。
そして、世間体を気にする必要もありません。
周りの批判を気にする必要もありません。
大企業だからもったいないと思う必要もないと思います。
未来の不安があるのならば、それは自分に意欲さえあればなんとかなります。実際に私は、特別なスキルも飛びぬけた学歴もありませんでしたが、なんとかなりました。きっと大丈夫です。
仕事だからと割り切れるのであれば、無理にやめる必要はないと思います。
大事なのは、違和感を感じているなら、その違和感の正体を明確にして、自分の価値観や、やりたいことにあっているかどうかを考えること。
辞めたい理由はそれぞれだと思います。
仕事内容、人間関係、給料、休み、勤務地、勤務時間...。
辞めたい理由の正体を明確にして、それにきちんと自分の価値観や気持ちと照らし合わせて向き合い、それに反するようであれば、辞めることは決して悪いことではありません。
正体が分かって、それが辞めるという選択でなく他の方法(異動とか副業とか)で解決できる問題であるならば、違う選択を模索してみるのも良いかと思います。
どうか自分の時間を大切に。貴重な人生を後悔のないようにしてほしいです。
長くなってしまいましたが、これで終わりたいと思います。
今日もよく頑張ったー!皆さんも本当にお疲れ様でした。
それでは。
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