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「め」目薬・冥土:俳句幼稚園

目薬の上手に落ちて星冴ゆる
冥土まで銘々の路冬柏

めぐすりのじょうずにおちてほしさゆる
めいどまでめいめいのみちふゆかしわ

1句目、最近ドライアイ用の目薬を処方して貰って差している。上手く入ればテンション上がる。失敗すると涙みたいに頬を伝ってくる。担当医に指摘されるまで、目が疲れてることに気づかなかった。潤いが戻って楽になったな~って感じる。目だってご自愛。

2句目、利用者さんの訃報に接すると、生死とか死生観とか考えてしまう。死は避けて通ることができないし、どう生きるかってことと一緒に考えていくこと。誰にとっても大事な人生。「門松は冥土の旅の一里塚・・・・」を意識。芭蕉とか一茶の句かと勘違いしていた。一休禅師の狂歌だと、一つ賢くなった。
冬柏、最近身近にあることに気づいた。枯れたまま木に残る。これも植物の生存戦略なのだろう、昔の人達が守り神みたいに感じたのも何となく肯ける。