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季語・竹落ち葉 夏掛け

さはさはと音重なりて竹落ち葉
次の世にいのち託して竹落ち葉
→次の世の託す命や竹落ち葉
夏掛けの丸まり吾子の腹の上

さはさはとおとかさなりてたけおちば
つぎのよにいのちたくしてたけおちば
なつがけのまるまりあこのはらのうえ

竹の葉は今頃落ちるらしい。以前住んでいた家の近くには竹の林があってタケノコなども採ったりした。竹林はシンとして静寂で涼しげ、独特の空気感があった。
「次の世に命託して」説明になってしまった事に気づいて推敲。

夏掛けは、赤子だった頃息子に掛けてやって、いつの間にか蹴飛ばしたりしてたのを思い出す。子育ての季節は短かったけれど俳句を詠んで思い出すことも多い。改めて良い時期だったな~って思う。
これから先、あの頃は輝いていたって感慨が持てるように、今も大事にしなくちゃって思う。