一応まだ自己研鑽して向上を目指したいとか、平穏に暮らしたいとか、働くからには何かしら貢献できたらとか、好きな人とは良い関係でいたいとかetc欲望が全て消滅したわけではないのだけれど。
最近、持病で処方された薬がダイエットでも重宝される薬で食欲が減退し、物が溜まることの弊害をヒシヒシと感じて何かを欲しい・買いたいとかほとんど思わなくなってきている。もっと高給が欲しいとか大金が欲しいでもなく、多くのことがどうでも良くなって、どうでもよい人達との関係もどうでもいいことだな~って達観の域に入っている。
あまり多くのことに拘らなくて済むのは、気持ちが楽なのだけれど、感情の振り幅が小さくなっているのは何となく物足りない感じがしなくもない。日々の細々したことに気持ちを向けたり、感謝するように心がけてはいるつもり。だけど、一時的に欲望が満たされて幸福感に包まれる、そんな体験が近頃減ってることに気づく。
美味しいものは美味しく食べて、その美味しさを充分に味わったり。何か欲しいものがあって手に入れるとか、そんな瞬間的な快楽に身を任せるのも時には刺激になる。何事もバランス。
過食したり、浪費になったりすると後悔に繋がったりするわけだけど。
穏やかで淡々とした心持ちを目指してきて、それが一つの生きやすさではあるけれど、喜怒哀楽とか欲求の充足とか刺激もあったほうが面白いのかもしれない。
*買ったり貰ったりして増やすことは歓迎してないけれど、手離すことが難しい。断捨離もあまり進んでいない。自分の視点の向く先を少し変えてみようかと同時に思ったりもする暮の秋。