【全くその必然性のない我が家の息子が、寮制中学に入った話 】2『それは突然やってきた』
「オレ、寮がある学校でもいいんだけど」
新小4として塾に通い始めて数ヶ月。
分厚い学校案内とともに塾主催の有名校説明会の日程表を渡され、とにかく「聞きに行け」と言われるので我が子の実力も省みず、親としても、なんとも楽しく前向きな気分であるこの時期に、塾から帰ってきた息子にこう言われて、夫と私はビックリした。
だってそんなラインナップ、考えた事もなかったし。大体、そーゆー学校は
「お金はあるけど、家族関係が上手くいってない家の若い後妻が次男を生んだので長男の扱いに困ったお父さんが『お前のためだから』と厄介払い同然に突っ込む場所」
だと思っていたので(我ながらものすごい妄想力)ウチみたいな「ゆるふわサンリオ家族」なんてお呼びでないし。
呼ばれてないよと思いながらも、あまりの衝撃にパソコンを開けてちょいと調べてみたら、結構全国にあるんですね。
寮制学校ってヤツが
https://zenryokyo.com/test/
知らない世界だったのでヘェ〜とかほぉ〜とか言いながら家族3人で九州から北海道まで色々な学校のHPを見た。
楽しかったねーと検索を終えようとしたその時、ふと思ったのです。
待てよ。この「学校見学」って大義名分がある時でないともう二度と、こんな学校の中、見られないかも。
そう思ったら余計どんなところか知りたくなり。
東海地方のとある学校が、2週間後くらいに首都圏で説明会を開催するというので、夫婦で行ってみることにした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?