⑤自己紹介【溢れるヲタクLOVE編】
こんにちは、さいとうです。
今日は、第5回目となる自己紹介の続きを書いていこうと思います!
過去の自己紹介シリーズはこちら!
ぜひこちらも読んでみてね∼(^.^)🌈
【第1回】思春期編
【第2回】海外編
【第3回】闇落ち編
【第4回】引きこもり、社会復帰編
第5回目は、『溢れるヲタクLOVE編』でお送りしたいと思います。
ヲタクから学べた素直な生き方、について書いております。
では、はじまり、はじまり∼🌸
ラジオで聞きたい方はこちらへどうぞ!
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忍耐はいらない職場
引きこもりから心機一転、出版系列のアルバイトを始めた私。
久しぶりのちゃんとした仕事に最初はとにかく緊張のあまり、生まれて初めて足が臭くなる…(◎_◎;)という珍事に半月ほど見舞われながらも、人が優しかったおかげでなんとかゆるゆると馴染んでいけた。
ビクビク働いてみると、同僚は心優しきヲタクたち。
日本の色んな職場に所属するたびに感じた「これって変じゃない?」とか、目的のない縛り付けに「何のためにそれをするんだろう…?」と感じる違和感も、この会社では一切感じなかった。
先輩が丁寧に仕事を教えてくれたので何も困らなかったし、目の前にお客さんがいるわけでもないのでシャキッとしろともいわれない。のほほんと優しい同僚たちと会話して、私でもマイペースにできる仕事にホッとした。
理不尽な理由で怒る人もいないし、上司達もみんな温厚で優しい。
「あれ…もしやここは…天国なんじゃ…?」と思うようになった。
多種多様なヲタクたち
私はこの時、色んな種類のヲタクと出会った。
会社の人たちは、有名ゲームの発売日になるとみんなそのゲームを買い漁り、ネタバレしないようにと周囲を気遣いつつも進行状況を語り出す。
仲の良かった同僚は声優のLIVE全国ツアー遠征のために日本中を駆け回り、七色に光るペンライトを振りまくっていた。
そしてサラッと、「これ、お土産」と言って全国各地の甘いものを買っては会社の給湯室の隅にポツンと置いてくれる。食べることが大好きな私は、そのおやつを楽しみに毎日欠かすことなく出社した。
さらに私には大好きな先輩がいた。
その人はお笑いのテレビ番組をとても愛し、ラジオのオールナイトニッポンを愛していた。毎日睡眠不足らしく、遅刻の常習犯だ。
出社すると私の横で、「番組を録画しても、見ても見てもきりがないくらい見るものがあるんだよね…」と気だるげに呟く。
毎年、お正月になると浅草の落語に通うくらい、古典から現代までをも含んだ本物のお笑い好きなのだ。同僚からは、遅刻のしすぎや性格のルーズさで少し嫌われていた先輩だが、私は面白くて先輩が大好きだった。
ヲタクに学ぶ素直な生き方
人にどうみられるかより『自分の好き!』に集中しまくるヲタクは、地球上で最もメンタルが強く平和な存在だ。
彼らを見てると、心の病気なんて入り込むすきまがないくらい、「好き!」「あれほしい!」「クリアファイル買わなきゃ!」「だから稼ぐ!!」みたいに健全な欲求で心が満ち溢れ、自分の人生に能動的だ。
反対に私は、長年病気だったこともあり、基本必要で役に立つものなら買うが、ゲームやアニメDVDなどすごく好きだけどエンタメ的なものは、「買って役に立つのか?」「今、病気なのにそんなものにお金を使ってていいのか…?」と心にツッコミが入り、自分の欲求を抑制しまくる習慣がついていた。
欲求を抑制しすぎたあまり、入社したての私の心は死んでいた。
何も買わない、何も欲しがらないを習慣化していた私は「ただ飽き飽きする毎日でも、とりあえず生きていかなければならない…」と義務感のみを感じ生きていた。
身体はある程度動くようになっても、心がまだ死亡だったのだ。
そんな状態で入社して、「好き!」に従順すぎるヲタクのみんなを見た時、ハッとさせられた。みんなが人間らしく感情豊かで眩しかったと同時に、「そんなに素直に生きてよかったのか!」と勉強になった。
そのおかげで私も感覚を取り戻し、「そういえば…これが好きだった気がするぞ…!」と思い出せるようになっていった。
自分の気持ちや欲求を大切にして久しぶりに「生きるって楽しいなぁ…!」と感じられた。『欲しい』はあってよかったのだ。人らしく生きるのに大事な感情だったんだなぁと痛感した。自分の感情を抑えつけすぎた過去を反省した。
そうして気づくと、心から笑える時間が増えていた。
もはやLOVEヲタク!
この流れで、もう私の気持ちは伝わってるであろう。
そう、私の心はもはやLOVEヲタクだ!
ついでに、なぜか私の周りのヲタクの皆さんには特徴があった。
……性格が………性格が、驚くほどみんな良かったのだ…(;゚д゚)ゴクリ!
(これは、たまたまかもしれないけど笑。)
優しく温厚で遠慮がち。なぜか超礼儀正しく、人に迷惑すらかけようともしない…!当たり前だが怒鳴るような人も全然おらず、みんな平和を好んでいた。マンガやアニメを教科書にして育つと、自然と礼儀正しさが身に着くのであろうか…?
かっこよ!みんなかっこよ!!
そう私は心の中で騒いでいた。もはや、ヲタクの追っかけだ。
私の好きだった90年代アニメ愛だって、普段はマニアックすぎて誰に話しても通じないのに、彼らならサッと拾って盛り上げてくれる。もはやここはヲタク的紳士淑女の集まりではないか…!他人に怒ってピリピリする職場ばかりを見てきた私には、そんな平和さが泣きたいほど嬉しかったのである。
そんなみんなのおかげで、自分にとって目指す大人像は「忍耐」とかではなく、「自分の好きを大切にして、人にも優しい人になりたい」と思うようになった。
今でも、その時期一緒に働いてくれたみんなに感謝しかない。
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さて、第5回目はここまでです。
以上、溢れるヲタクLOVE編でした!!笑
ヲタクの人が好きなあまり、noteにも熱気がこもってとても長くなってしまった気がするよ…(;・∀・)
イラストも気合を入れていっぱい描いた…(;・∀・)フウフウ
元々ちょっとヲタクだった私も、この会社に入って初めて楽しく趣味を話せる仲間たちと出会えて、幸せというモノを感じたのでありました^^
ここまで読んでくれた方、今日もありがとう~🌈
ようやく次の自己紹介で、私の自己紹介が完結です(笑)。
次回第6回は、「転職、そして今の気持ち編」。
沢山のヲタクと出会い、優しい気持ちと勇気をいっぱいもらえた私は、次のステップへと踏み出しました。
興味がある方は、是非noteやラジオのフォローもよろしくお願いします(*^o^*)
それでは今日も、みんなにステキな時間がありますように!
さいとう