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選んだ道を正解にする一歩を。
遡ること4年前。2016年11月。
教育実習を終えた大学3年生のわたしは
すぐ翌日にパリへと旅立った。
教育実習のお礼の手紙を空港のポストから投函する馬鹿げた学生がどこにいるというのだろう。
小学生の頃からずっとずっと教員になりたいと
思って進路を決めて着実に1歩ずつ歩んできたはずなのに、大学時代にどっぷりと旅にハマってしまった私は教育実習を終えた次の日には旅立ってしまうくらいには、旅がすきだった。
教育実習を終えて教師の仕事は思った通り素敵だった。けどこれから自分が一生やっていきたいかと思えるかと思うと何かちがう気がした。
10年以上思い描いてきた教師という道には進まずに、就活をすることにした。
10年も思っていた進路を変えたはいいものの、
これから一生やっていきたい仕事や会社を
たった半年で見つけることは結局できなかった。
“そもそも私ってバリバリ働きたいの?”
“生きることは働くことだけじゃなくない?”
“もっと他にやりたいことはない?”
もっと広い世界を知りたいし、自分の知らない生き方や価値観を知って、今よりももう少し幅広い選択肢と視野で彩りある人生を生きたいと思った。
そこで見つけた答えがワーホリに行くことだった。
急足ながらも30カ国以上旅をした私の価値観がこれからガラッと大きく変わる経験は、きっと今度は逆に1つの国で暮らし、その国の文化や考え方、生き方をじっくりとゆったりと知り経験することなんじゃないかなと思った。
地元の会社に就職し3年働いて貯金をしながら
ワーホリの準備をすることにした。
そして現在2020年12月。
丁度準備期間も折り返し地点にきた頃、たまたま
見つけたのがオーストラリアのツーリズムゼミだった。
ワーホリ先はオーストラリアと決めていた私は
見つけた瞬間、あっ!!!これだ!!!!と
ビビビッと惹かれるように気づいたら応募していた。
4年前、10年間も思っていた教師になるという道をやめ、ワーホリに行くという道を選んだことに100%の自信があったわけじゃない。
でも、1つ確実に言えるのはその選んだ道を
正解にするのはこれからの私自身であること。
私が選んだ道を正解にできるのは
私自身であることに変わりはないし、
選んだ道を私自身で正解にしていけばいい。
2020年最後のこの1ヶ月、オーストラリアがだいすきな素敵な仲間とともに、あの時選んだ道を正解にするための一歩を歩んでいきたいと思います。