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【ゆるてつメモ】2024.05.29「自然の調和や戦争を回避するために人類を滅亡(または減少)させようとする勢力が悪役になるのはなぜか」(byふうね)

【問出し】
①QJKJQもうすぐ読み終わりますが、改めて思うのが、「なぜ忌み避けるべき死に魅力を感じるのか」
②自然の調和や戦争を回避するために人類を滅亡(または減少)させようとする勢力が悪役になるのは何故か
③親しくない人と帰り道に一緒になった時、どのようにふるまいますか?(挨拶だけして抜き去る?積極的に会話する?一緒に歩くけど沈黙?)
④人って生物としては本来どんな生き物?


【哲学対話】
・最近のアニメやフィクション作品:勧善懲悪ではなく、正義の反対が正義のような構図。
・いつごろから敵役がかっこよく(考えさせられるように)見えるようになった? → シヴァ神
今の秩序を乱されることが嫌だ、と感じる人間の感情が基礎:それを乱すものを悪役にすると分かりやすい
Q. 今の現状を崩すこと=悪 という文脈についてどう思いますか?

・破壊が悪かと言われると、明確な答えは出ない。
宗教がうまく秩序などのバランスを保っていた → それが崩壊したとき、世界はどうなるんだろう? 新たな宗教などを作るのだろうか?
規律に則ると悪・正で割り切れる ⇔ 人類という生き物でいうと悪・正で割り切れない
Q.破壊がなくてはならないものだと感じますか?

・破壊が目的ではなく、略奪が目的なのでは?と思う。
何を持って悪とするのか、正義とするのか → 幸福の最大公約数がポイントになるのでは。
やって喜ぶ人が多い戦争は正義、やって悲しむ人が多い略奪は悪、と言われがちな世界である、という話。

・人類減らしたいキャラ=悪 → 作者が悪にしていたり、見る手側が悪に押し込めているだけ?
人類を減らす → 自分も含まれるので、生存本能から 「嫌だな」と思う人が多い
常識を壊す、自分を含まない人が亡くなる事件など → 自分が含まれない。
どっからが「本来」??本来と言う部分は考えようがない部分。
ある状態を切り取ると「人間はこういうものだ」と言えるけれど、たまたまその環境下でそうしているだけで本来かは分からない。
破壊はなくてはならない、と思う。(例:細胞の自死(アポトーシス)、食物を栄養にして生きている)
⇔ 第3者的な誰かを殺す、という破壊は必ずしもなくてはならない、とは言えない。場合による。

・イノシシの仲間・バビルサ:牙が長いイノシシ、最終的に自分の頭に牙が刺さって死ぬ。創造に偏り過ぎた生き物。
人間も同じく、髪や爪が抜け落ちなかったら生物として成り立たないと思う。 → 創造も破壊もあるからこそ成り立っている。
エヴァ『進化が行きつく先は死だ』
死が魅力的なのは、退屈な生の対極にあるからかも。(究極のエンターテイメント的な…)

・魅力的な死とは?がわからない。 
Q.『魅力的な死』って皆さんにとってなんですか?
自分は死が魅力的、というより、
人間の本来、というよりは「抑圧されている部分」が気になる。プログラミングされているような物。(例:なわばり意識など)

・死の魅力:①今ではない場所に行ける「現実逃避感」、②死後を知らない「ミステリアス感」
作品だけじゃなく、日常で話していても人間を減らすことを肯定するのは憚られる。「最悪の悪=人間が人間を殺すことだ」と社会的にインプットされている気がする。
「現状維持は衰退だ」という言葉もあるが、実際は現状維持の勢力が強いと思う。その方が楽だし、年齢とともに権力も強くなる社会の構造上、権力者=高齢者になりがち。老い先短い高齢者としては、行動を起こすコスト大。現状維持の方がメリット大なのかも。

・漫画:著者が悪という見せ方をしているのでは?
→ 『デスノート』:キラが悪者から、ヒーロー役になっていく。場面によって、キラが悪か善か、複雑に揺れ動く。
死が魅力的に見えるのは、「正しく生きようとしたい」自分の本能から真逆の存在だから。
「死に嫌われているな」と思う。タスクが増えるのを避けるがゆえに死を選ぶのが難しくなっている。

・魅力的な死:作品などで究極の愛が行きつく先に死がある。(例:太宰治作品、夜にかけるなど)
現在:科学の進歩で知っているものが増えている → 死は唯一わからないもの。分からないものこそ、想像の余地がある。
幽霊は文化が生んだ存在。幽霊が怖いのではなく、怖さに幽霊を見る。
同じように、死が魅力的なのではなく、魅力的なものに死を当てはめるのでは。

・現状維持のためにも殺戮はされている。(規律を守るための殺戮) → 現状を変化させないのは、殺さない為ではない。

・AIって最終的に自死するのかな? → 規律を守るための殺害はありそう → 自分は要らない個体だという判断で自死するかも?


【感想】
・自分は「悪」「正義」という言葉をあまり使わない → 強いから危険だな、と思う。使うなら「○○の正義」として使う、普遍的な言葉として使うのは難しい。人間に限らず、自分や自分が愛着を持っているものが失われるのはショッキング。中でも人間は愛着が湧きやすい。
殺戮=絶対悪と言えない。 → 自分が生きていることが殺戮に関わっているかも? 殺戮に関して潔白とは言えないかも?

・悪と正義は対立しない。悪の反対は悪。正義の反対は正義。ディズニーは悪役を「ヴィラン」として魅力的に描いている。

・「トロッコ問題」について、ゆるてつでやってほしい。人によっての考え方がにじみ出やすいのがフリーテーマの面白さだと感じた。
死が魅力的なのは「楽そうだから」。自分は無意識に楽することに憧れているのかも。自分は死ぬ理由を探しているのかも、とも感じた。

・自分事ではないのに「正義」とか「悪」とか言いにくい部分もある。
戦争に対しての「悪」「正義」というよりは、ただ戦争で死んでしまう命がありませんように、という願いがある。

・死が魅力的 → 自分は数人の知人を見送り、死を身近でみる中で全然魅力的じゃなくて何も無くなることだと感じた。

・戦争などで人ひとりの人生がなくなってしまうのは、「つまらないな」と感じる。普段は戦争などについて苦しくなるため考えたくはない。でも、皆さんの話を聞いて、いつか戦争についても考えなければならないのだろうな、と思った。

・人によって「大切なもの」だと思える視野の広さが違うのかも、と思った。視野が広いほどやさしくなれるけど、自分も苦しめる。
戦争:当事者同士で解決してくれたらいいのに、と思う。

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