星子が2パターンになったワケ。
こんばんは。明日から4時半起きになる五十嵐です。
昼夜逆転型で長年生きてきました(なんならいつもは寝る時間)が、起きれるんでしょうか。というか、寝れるんでしょうか...
それはさて置き、去年の10月に上げた、「星子とみどりのたね」を、改めてバージョンを「五十嵐/吉岡」と替えて上げた経緯について、少し書き残しておこうとおもいます。※本編は同一の物語です。
去年の3月に、合同展をした「てんてん」という絵描きグループがありまして、イベントに参加するにあたり冊子を作ろうと言う事で、12色を一人4つに振り分けてそれぞれに小さなお話をつけました。その時に、五十嵐は3月展示のフライヤーの裏に小さく置いた女の子を共通のモチーフにしよう.と、吉岡に「星子」「桃色/青/茶色/緑」を題材に話を持ちかけました。
数日後にお話が送られてきて、現在はSNSから身を引いている吉岡が当時「子供産んだからって、書く話が夢と希望に溢れてキラキラ〜みたいになるワケじゃない」みたいなこと呟いていて、改めてこのひと面白いなと思いました。(吉岡の書くお話は基本的にSF(スコシフシギ)。好きな言葉は「土着」。)
読んでみて確かに明るくはないし、墓標のくだりなんかはハッとしましたが、よしこれは描けるぞと取りかかったワケです。
そしたら決めてた紙のサイズが小さかったのもあり、すぐ終わり、じゃあ白黒で他のシーンも抜き出して描いちゃおうかな☆と、ざくざく描いていったのですが、
元は4色のみ描く予定でいたものでしたから、吉岡が「こんなに描くんなら擦り合わせが必要だったわ。絵があるとイメージがついちゃうから...」と、話してくれた「書き手側」の解釈、自分でもわかっている「伝わらなくてもいいと思っているけどゴリゴリにある裏設定」など話してくれて、私が絵におこしたイメージとは全然違っていて、それ聞いた五十嵐の反応は「コワーーーーー!!!」でした。ハハ!
イメージというか、捉え方ですかね。五十嵐は考察とか出来ないんですが妄想膨らませてふんわり解釈をするタイプで、吉岡はけっこう設定とか考察とかキッチリ詰めるけど最後は受ける側の想像に委ねるタイプなので、「ひとつの話でこんなに解釈が違うんだ」というのを身をもって知ったわけです。
それがおもしろくて、後日吉岡バージョンのイメージで絵を描き直して上げよう.と思っていたのです。
ゆるるかそれぞれがこのお話に思った解釈は省きますが、2パターンあるのはそういったワケでした。白黒絵は、特にイメージに差が出た2枚だけ描きました。
お好きに想像を膨らませていただければ幸いです。
ゆるるか