「今日は何しようか?」が子どもの力を育む理由とは?
1時間目は○○
2時間目は○○
3時間目は○○
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みなさんお馴染みの時間割
学校教育を受けてきた方なら誰しも当たり前に経験してきていますよね。
しかし
このような時間割を先生が一方的に決めている時点で良い教育とはいえないのではないか
ボクは、12年間教壇に立ち続けてそう感じるようになりました。
なぜなら、子ども(人間)は自ら育つものだからです。
赤ちゃんを思い出してみてください。
誰が教えなくても、何度も挑戦しながら立ち上がることを覚え、一歩を歩み出し、気付いたら言葉も習得している。
このように、人間は本能的に育とうという能力が備わっているのです。
にも関わらず、学校教育では、1時間目から6時間目までみっちりと授業が詰め込まれ、「効率的に育てよう」としています。
「育とう」と「育てよう」では主語が違います。この主語の違いが大きな教育効果の差となって現れるのです。
このように、「子ども」という主語を取り上げてしまった結果、日本の教育は危機に瀕しています。
無力な子の増加、いじめ、不登校・・・
などなど、色々な問題が勃発しているのが現状です。
今こそ、主語を子どもに返してあげる必要があるのではないでしょうか。
だからこそ
「今日は何をしようかな?」
と始まる一日が必要なのです。「暇」という宝のような時間が、子どもに「育とう」という本能を取り戻すきっかけになるのです。
大人ができることは「教えこむこと」ではなく「環境を整えてあげること」なのです。
子どもが「やりたい」という気持ちになった時に、それができる環境、誰にも邪魔されずに没頭できる環境を提供してあげる。ただそれだけでいいのです。
「やりたい」という気持ちが生まれていないのに、あなたの為になるからあれやれ、これやれと与えようとする行為は、お腹の空いていない相手に「健康にいいから食え」と無理やりまずい料理を食べさせるようなものです。
完全に大人のエゴなのです。
まずは、学習者本人が、お腹の空く体験が学びには欠かせないのです。そして、自ら食べるものを選ぶ体験が自分を成長させます。
毎日でなくても構いません。週に一日くらい、「今日は何をしようかな」で始まる日があったらいいな。
そんな、思い出この記事を綴りました。
以上、ガクせんでした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
良い一日を!
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