良い教育者は子どもを調子にのせるのがうまい?
どうもガクせんです!
ボクは、自身の子育ても含め、教育に携わって13年目になります。その中で数々の教育者、保護者に出会ってきました。
その経験の中で、子どもを伸ばせる大人の共通点が見えてきたので今回はそのことについて話していきたいと思います。
先に結論をいってしまうと、
子どもを伸ばす大人は
子どもを調子にのせるのがうまい!
ということです。
ん!調子にのせる?
なんだかネガティブな表現にしっくりとこない方もいるのではないでしょうか。
では、なぜ子どもを「調子にのせる」ことが子どもを成長へと導くのか、そこのところからお話ししていきます!
子どもは調子にのると行動し、成長する
先日、ボクはこんなツイートをしました。
そう、世間一般では、「調子にのると失敗するからやめろ」という風潮が強いですよね。
実際にお調子者だったボク自身も「調子にのるな!」とよく怒られたものです。
しかし、実際にボク自身が大人になり小学校教員として数々の子どもに接してきて感じたのはその逆でした。
つまり「調子にのってる子どもの方がよく成長する」ということです。
tweetにもあるように、調子にのっている子はとにかく主体的によく動きます!もちろん、経験値の少ない子どもですから失敗も多いです。
しかし、主体的に動いた上で得た失敗はとても深い学びになるのです。誰かに言われて行動したのならば「ほら、ダメだったじゃん!」と責任転嫁することが可能ですが、自身で判断して行動した結果は自身で負うしかありません。
なので、凹みながらも次の行動が改善されていくのです。もちろん、成功した時の喜びもひとしおです。
つまり
調子にのる→行動する→結果を得る→成長する
ということです。
では、どうしたら子どもを調子にのせることができるのでしょうか?ただ、おだてればいいというものではありません。
詳しくみていきましょう。
子どもを調子にのせる方法
先ほど、子どもを伸ばせる大人は「子どもを調子にのせるのがうまい」と言いましたが。では、どうしたら子どもを調子にのせ、成長へと導くことができるのでしょうか?
その答えは
心は「信頼」
言葉は「ポジティブ」
体は「オーバーリアクション」
この3つです。
つまり、君ならできると心から子どもを信頼し、子どもに「ナイス」「やったね!」「すごいね!」とポジティブな言葉をたくさん浴びせる。もちろん言葉に合わせて、ガッツポーズや拍手、満面の笑顔も添えて。
まるで松岡修造ですね(笑)
そう考えると、松岡修造さんが世界で戦える選手を育成できるのも頷けます。あれだけ、オーバーに勇気づけられたら誰でも調子にのって前向きにプレーできるようになりますね。
また、子どものセルフイメージを書き換えてあげるような言葉かけも非常に有効です。
例えば
「いつも几帳面だね」
「友達想いだね」
「努力家だね」
このような内面への言葉は自身のイメージをポジティブなものへと変えていきます。
心理学的にはプラシーボ効果といいますが、簡単に言えば「思い込みの力」です。何度も「努力家だね」と言われ続けると、心から自分は努力家なのだと思い込むようになり、本当に努力を重ねるように行動が変容していきます。(つまり、「俺は努力家だ!」と調子にのるってことですね)
なので、少しでも頑張っている姿がみられたら「おー努力家だねー!」とすかさず声をかけましょう。
ほんの些細なことでも構いません。
お皿を下げてくれたら「あなたは本当優しいね」
友達と仲良く遊んでいたら「あなたは友達想いだね」
授業中、一回でも発言できたら「チャレンジ精神があるね」
などなどセルフイメージをポジティブに変換してあげられる場面はたーくさんあります。
子どもをよく観察し、シャッターを切るようにその瞬間を逃さないようにしましょう。それが子どもを調子にのせて伸ばせる大人です。
まとめ
✔︎子どもが調子にのると成長する理由
✔︎子どもを調子にのせる方法
についてお話ししてきましたがいかがだったでしょうか。
お互いにポジティブになれてwin-winなスキルだと思います。
ぜひ、子どもを調子にのせて子どもの健全な成長を支えてあげてください。
以上、ガクせんでした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
良い1日を!
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