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子育てするなら必須知識!子どもとルールを決める際の4つのステップ!

どうもガクせんです。

「家庭のルールってどうやって決めたらいいの?」
「せっかくルールを決めたのにすぐに子どもが破るから困る!」

というお悩みお持ちじゃありませんか?

ボクは、小学校教員としてたくさんの保護者の方と面談をしてきましたが、上記のような相談を幾度となく受けてきました。

本当にルールづくりって難しい・・・ボク自身も、12年間の教員経験や2児の子育ての中で、たーくさんのルールを子どもたちと作ってきたのですが、うまくいかないこともしばしば・・・その夜は夜中まで泣いていました(ウソです)

しかし、その数ある失敗を経験したり、保護者と話し合う中で「これはオススメ!」というキラキラ輝く黄金パターンを見つけたので今日はそのことについて綴っていきたいと思います。

最初に結論をいってしまうと、その黄金パターンとは

1、確認
2、影響
3、感情
4、提案

の4つのステップを踏むことです。

これだけでは「何のこっちゃ?」と頭にハテナマークが38個ほど浮かんでしまいますよね。

でも大丈夫!読み終わった頃にはあなたも立派なルールづくり職人です!

では、詳しく説明していきます!


1、確認

まずは、確認です。

確認とは、詳しく説明すると「現状の確認」ということです。

「今の現状は○○だよね」といった感じです。

現状の確認をする際の注意点は、「誰の目から見ても明らかなものである」ということです。

例えば

「1日3時間ゲームしている」
「家に帰ってくる時間が6時を過ぎている」
「テストの点数が平均60点である」

などです。

ここで、認識がずれてしまうとその後のステップに進むことができません。

親も子も「確かにね」と納得できることが大切です。


2、影響

そして、次は影響について話します。

影響とは、「その現状から引き起こされるであろう影響」のことです。

例えば

「ゲームをしすぎると目が悪くなる」
「家に帰ってくる時間が遅くなると犯罪に巻き込まれる可能性が高くなる」
「寝る時間が遅くなると、体や脳の成長に悪影響がでる」

などがそれです。

この影響については、親の主観ではなく、科学的な裏付けがあるとより効果的です。

「ゲーム 悪影響」「睡眠不足 影響」などでググればすぐ情報をゲットすることができます。

「ゲームをやりすぎるとゲーム依存症という病気になるらしいよ」
「睡眠不足だと、成長ホルモンが出なくなって体や脳が成長しなくなるらしいよ」

など、科学的に実証されている情報を提供してあげましょう。

「ほれビビっただろ」と脅かすことを目的とするのではなく、「子どもが自分の頭で判断ができるように、正確な情報を与える」というのが主旨ですのでお間違えのないように。伝え方も科学者のように冷静沈着に!


3、感情

次は感情です。

感情とは、「親自身の感情」のことです。

「このままでは、ゲーム依存症になってしまうのではないかと心配しているんだ」
「帰りが遅いと、危険な目にあっているのではないかとドキドキしちゃうんだ」
「寝るのが遅いと、あなたが不健康になってしまうのではと不安になるんだ」

と親自身が心から感じている感情を包み隠さず伝えていきましょう。

何より、「あなたのことを思っている」「あなたが大切だから」というニュアンスが伝わるような言葉がいいですね。

それが伝われば、子ども自身も「親は自分の味方なんだ」と理解し、親の意見を受け入れてくれるようになります。

この「自分の味方」というニュアンスを伝えきれずに、次に説明する「提案」に移ってしまうと「うっせぇわ♪」の曲が爆音で流れ始めてしまうのでご注意を!


4、提案

そして、いよいよ提案です。

ある程度、子どもも成長していて任せられる部分が大きいのであれば、「どうすればいいと思う?」とルールづくりを丸投げすることもできますが、ある程度親が道筋を示してあげた方がルールを決めやすいと思います。

例えば(あくまで例ですからね)

「ゲームは、目が疲れないように1日1時間にしてみてはどうか?」
「門限は、暗くなる前の5時半ではどうか?」
「就寝時間は、10時間寝れるように9時ではどうか?」

というような感じす。

ここで気をつけなければいけないのは、「〜ではどう?」とあくまで提案の形で伝えることです。

せっかく上記3つのステップを丁寧に踏んで来たのに、ここに来て「〜にします!」とスパッと親が言い切ってしまうと、今まで必死に築き上げてきた城に砲弾をぶち込むように、全てを破壊してしまいます。

まずは提案することで、対話が生まれます。

そして、一緒に合意を目指せばいいのです。

とりあえず「一週間試してみる」というのもありですね。

ルールは状況や年齢によっても変化するものなので、うまくいかなければその都度話し合い、実験をするように試しながらピカピカにルールを磨いていくのが良いでしょう。

ちゃんと守れているときは「このルールいいみたいだね」「しっかり守れているね」と肯定的な声かけも忘れずに^ ^


まとめ

ルールづくりの4つのステップ(①確認②影響③感情④提案)について解説してきましたがいかがだったでしょうか?

この4つのステップを踏んでいくことは手間のかかることですが、しっかりと丁寧にルールを作っていくことで、その後がメガトン楽になります。

子どもとの信頼関係も深まるし、子ども自身もルールづくりがうまくなるのですっごくオススメです。

ぜひお試しあれ!


以上、ガクせんでした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

良い一日を!

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