子育ての達人ここにあり!あの有名キャラクターから学ぶ子育てスキル
どうもガクせんです。
今回は、ボクが最も敬愛し、尊敬しているアニメのキャラクターについて語らせてもらいたいと思います。
そのキャラクターとは
ドゥルルルルルル・・・ジャーン!
黄色い帽子のおじさんです!
みなさんご存知でしょうか?
黄色い帽子のおじさんとは、NHKのEテレで放送されている「おさるのジョージ」にでてくるキャラクターで、おさるのジョージの飼い主(お父さん的存在)です。いつも黄色い帽子をかぶっているので「黄色い帽子のおじさん」と呼ばれています。
このおじさんがとにかく「すごい!」の一言。
ボクは、この黄色いおじさんに魅せられて、自分の子どもよりも「おさるのジョージ」を楽しみにしていました。(最近は我が子が大きくなったこともあり、観る機会が減ってしまいましたが・・・)
では、ボクが、なぜそこまで黄色い帽子のおじさんを尊敬してやまないのか、その理由は、黄色い帽子のおじさんは子育てのプロフェッショナルだと思うからです。
子育てに関心があるボクは、黄色い帽子のおじさんからいつもたくさんのことを学ばせてもらいました。
そして、今では「こんな時は、黄色い帽子のおじさんだったらどうするだろうか?」と黄色い帽子のおじさんのマインドを己の中に体現しようと試みています。
今回は、そんな黄色い帽子のおじさんが、「なぜ、子育てのプロフェッショナルと言えるのか」その理由について綴っていきたいと思います。
一緒に黄色いおじさんからハッピー子育てスキルを学んでいきましょう!
ではまいります!
黄色い帽子のおじさんのすごい子育てスキルとは
ボクは、「黄色い帽子のおじさんは、教育についてかなり学んでいるのでは?」と踏んでいます。
なぜなら、おさるのジョージに対する黄色いおじさんの対応をみていると、アドラー心理学や応用行動分析(ABA)の要素が随所にみられるからです!
アドラー心理学とは、アルフレッド・アドラー(Alfred Adler)が創始し、後継者たちが発展させてきた心理学の体系のこと。
引用:Wikipedia
応用行動分析(ABA)とは、行動の前後を分析することでその行動の目的を明らかにし、前後の環境を操作して問題行動を解消する分析方法のこと。
引用:児童発達支援「わくわくクラブ」
では、具体的なセリフやおさるのジョージへの対応の仕方をみながら、黄色い帽子のおじさんの子育てスキルを深掘りしていきましょう。
おさるのジョージに対する基本姿勢
まず、黄色い帽子のおじさんのおさるのジョージに対する基本的な姿勢(向き合い方)を見ていきましょう。
まとめるとこんな感じ↓
⑴信頼する
⑵上から叱らない
⑶認める
このような姿勢を見ているとアドラー心理学の匂いがぷんぷんしてきます。
アドラー心理学について詳しく知りたい方はこちらの書籍がオススメ↓
「おさるのジョージ」と題名にあるように、ジョージ(相手)は「おさる」です。もちろん毎回のように騒動を起こします。
しかし、黄色い帽子のおじさんはそんなおさるのジョージを心から信頼しています。
例えば、「ジョージまかせたぞ」と言ってジョージに様々なことを託して、家を留守にします。もちろんその後、騒動になるのですが・・・^ ^;おさる一人(一匹?)で宇宙に向かわせることだってありました(笑)
このように、信頼されて任されたジョージは嬉しいし、「自分はできる」と自信が育ちますよね。
そして、どれだけ派手にジョージが失敗しても「ジョージィー」とニコニコして語りかけます。
家の中が水浸しになろうが、ドーナツまみれになろうが、決して「コラ!何やってるんだ!」と上から怒りません。まるで仏です。これは、アドラー心理学でいうところの「横の関係」をしっかり築けている証拠です。
このように、心理的な安全性が担保されていることで、ジョージは主体的にいろいろなチャレンジができるのですね。
そして最後に、黄色い帽子のおじさんは「ジョージすごいじゃないか!」とジョージを認めます。
他の人にも「うちのおさるすごいんです!」と自慢します。そんなこと言われたらおさるのジョージは嬉しいに決まってますよね。自己肯定感がグングン育っていきます!
ここら辺は、日本人の特に弱いところですね。謙遜する文化も相まって「うちの子なんて・・・」と卑下してしまいますね。親が思っているよりも子どもは傷つき、「どうせボクはダメな子なんだ・・・」と自己肯定感がガクンと下がっているのです。
このように、悪い結果にフォーカスしすぎず、良い結果によくフォーカスしているところをみると、「黄色い帽子のおじさんは、応用行動分析(ABA)の知見をもっているのでは?」と感じてしまいます。
脳科学者の中野信子さん的にいうと「飴と無視」というスキルですね。
つまり、良い行動には褒美(褒める・認める)を与え、悪い行動には注目しない(罰しない)という最も子どもを良い方向に動機づけるスキルを黄色い帽子のおじさんは体現できているのですね。
では、より具体的にトラブルへの対応の仕方をみていきましょう。
トラブルへの対応
先ほど申し上げたように、ジョージは毎度の如くトラブルを起こします。しかし、その時の黄色い帽子のおじさんの対応が素晴らしいこと素晴らしいこと!
では、どのような対応をしているのでしょうか?
一連の流れをまとめるとこんな感じ↓
ジョージがトラブルを起こす
↓
①聞く
②理解・共感する
③気づかせる・一緒に考える
④再度チャンスを与える
では一つひとつ詳しく見ていきます。
ー ①聞く ー
基本姿勢でも申し上げましたが、トラブルに対していきなり「コラ!」と過度な注目や上からの叱責はしません。
「ジョージィー」という優しい語りかけから始まって「どうしてそんなことになったんだ?」と相手に耳を傾けます。
このように、まずは、相手の意見を聞こう、寄り添おう!と大人が横の関係で接することによって子どもは心を開くのです。
第一声で「コラ!」と威圧すると、子どもの中に、アドレナリン、ノルアドレナリンが分泌され「闘争・逃走反応」が現れます。つまり、心を閉ざしてしまうのです。
なので、危険なこと等で今すぎに制止する必要がある場合を除いて、「コラ!」と威圧する必要はないのですね。
ー ②理解・共感する ー
相手の意見を聞いたら、次は理解・共感です。
もちろんジョージはおさるなので喋れませんが、黄色いおじさんは、しっかりとジョージの気持をキャッチし「そうか、そういうことだったのか」とジョージの気持ちに共感します。
アドラー心理学でも「相手の関心に関心を寄せろ」といわれていますが、一度子どもの視点に立ってみるというのが子育てにはめちゃくちゃ欠かせない要素ですね。
一方的に、「○○しちゃダメでしょ!」と大人の価値観を上から押し付けてばかりだと、子どもは「どうせボクの気持ちなんてわかってくれないんだ」と心に鋼鉄の南京錠で鍵をかけてしまうのです。
ー ③気づかせる・一緒に考える ー
ジョージの行動で大変なことになってしまったとしても、黄色い帽子のおじさんは、「○○するとどうなるだろうか?」と影響について落ち着いたトーンで問いかけます。その過程で、事の重大さに気づかせていくのです。
教え込む < アドバイス < 気づかせる
ということを黄色い帽子のおじさんは熟知しているようです。
この作業は、強靭な忍耐力と時間が必要になるので、なかなかできないですね・・・。
また、トラブルが未解決の時は「○○してみてはどうか?」と一緒に考えます。
どうしても一般的には、「○○しなさい!」と鬼教官のように上から命令口調で説教してしまいそうですが・・・やはり黄色い帽子のおじさんは偉大です!
このような過程を経て、ジョージも納得していくのです。
このような過程を経ることで、親も伝えたいことを伝えられるし、子どもも納得して学べるしでwin-winな関係になれるのですね。
ー ④再度チャンスを与える ー
そして最後に極め付けに「もう一度やってみるか?」と再度チャンスを与えます。
もう一度チャンスを与えることで、失敗を成功への学びに変えていっているのです。いやぁ黄色い帽子のおじさん恐るべし!
トライ&エラーこそ成長の鍵だということを黄色いおじさんはよく分かっているのですね。The成功哲学!
まとめ
黄色い帽子のおじさんの「すごい子育てスキル」ををみてきましたがいかがだったでしょうか?
スキルもさることながら、ボクは黄色い帽子のおじさんの人間性がとにかく好きです。
「こんなの平気さ」といつも楽観的なところや、どんな時も笑顔を絶やさないところなど。
そんな、黄色い帽子のおじさんの人間性もジョージにとっては、いい環境要因になっているのでしょうね。
見習わなければ!
まずは、見た目からということで黄色い帽子を買いに行ってきます!
町中に黄色い帽子のおじさんマインドが広がり、幸せな大人や子どもが増えることを願っています。
以上、ガクせんでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
良い一日を!
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