マガジンのカバー画像

蜂の残した針+タペストリー

75
小説エピソード集 織りながら
運営しているクリエイター

2023年1月の記事一覧

蜂の残した針 19話

←18話  赤ん坊というのは、こんなものだったか。  小さな弟がようやく泣き止み、眠ったこ…

タペストリー21 「オレが考えた最強の従者」

今回の織り方 ・『蜂の残した針』19話 の模様について ・オレたちが考えた最強の従者でバトル…

200

蜂の残した針 20話

←19話  自分は結局、女を救うことなどできないのだと、玄関の壁のへこみを見ながら桐生は考…

タペストリー22 「パスツール研究所ではバスロマンが開発されている気がする」

今回の織り方 ・『蜂の残した針』20話 の模様について ・今そのうどんを絶対食えないけど、善…

200

蜂の残した針 21話

←20話  桐生は、自分に友がいると思ったことはなかった。  子供の頃から、血縁に周りを固…

タペストリー23 「メガネくんとの地獄ツアー」

今回の織り方 ・蜂の残した針 21話の模様について ・ひとりならば孤独というわけでもなく、ふ…

200

蜂の残した針 22話

←21話 「あなたのことを振る男性は、センスがないのですから」  姉弟子の手にバラ色のマニキュアを塗ってやりながら、まんざら世辞でもなく、時月はゆっくりと話した。 「ぱあっと遊びに行って、忘れてしまいましょう。今年の流行色がよくお似合いです。こんな美女を、誰も放っておきません」 「放っておかれてるもん……」  少し乳くさい声の女であるから、こうした甘ったれた喋り方をすると愛らしい。  男心というものは、よくわからない。時月は思う。自分が男ならば、この女をけして放って

タペストリー24 「このままだと不幸になる五人」

今回の織り方 ・蜂の残した針 22話の模様について ・難しい問題ほど残る。「このままだと不幸…

200