流行語とはなんだろう
過去の流行語として集められた言葉を見ると、なんだか気恥ずかしい。とても人工的で空々しく、冷めた気持ちになる。
その時代を表した言葉を寄せ集めているつもりだろうが、数年経てば実に "お寒い"
単純に言えば感動が無く、とても作為的。
とても "薄い"
人の感情や情熱の中から生まれた言葉には温かみが感じられ、時代が過ぎても伝わってくる。名著の中の言葉がいつまでも色褪せないのは、そのためではないかと思う。
流行語と呼ばれる寄せ集めのモノに実態や温かみを感じないのは、作業的に寄せ集めた文字であり、人の想いが宿っていない。そんな気がしてならない。
中には "メディアの中だけで" 繰り返して使われたような言葉まである。
それでも流行語とやらを寄せ集める作業が毎年行われる。
最近では。
いや、もう十数年も前から流行語など気にしない人もいたことだろう。話題になっている感覚がない。元より気にしていない人がほとんどだったのかもしれないが。
最近ではその作為的であることが顕著に感じられてならない。集められた言葉の羅列を見ても、首を傾げたくなるものの多いこと。
形骸化してしまったものを続けることは、傍から見るとこうも痛々しくも映るものか。