【五感を育てる 7】五感と内臓感覚を紐つける
こんにちは、まりこです。
自分の生きづらさをなんとかしたくて、
内面の癒しにあれこれ取り組んだ体験記を書いています。
日々の過ごし方を『思考優位』から、『体感覚重視』に切り替えてから、ようやく現実の変化を起こせるようになって来た私が、五感を育てるために実際に取り組んだことシリーズです。
・体に意識を向けることを意識する
・肌に触れるものを快で満たす
・嗅覚を意識して使う
・聴覚で感じる快・不快を意識する
・視覚情報の快・不快を知る
これらに引き続き、「五感」と「内臓感覚」を紐つける、ということをしていきました。
内臓感覚、というのは、つまりは体感覚のことなのですが、
例えば何か嫌な出来事があった時、ずーんとお腹が重たくなる、とか、息がしづらく声が出しにくいとか、体に変化が起きますよね。
良いことがあった時、嬉しい時なんかは、逆にフワーっと体が軽くなるような感じがしたり、胸のつかえが取れた感じがしたり。
そういう、皮膚の感覚だけでもない、五感だけでもない、肉体および呼吸や体調面まで含めて感じる感覚を、「内臓感覚」とわたしは呼んでいます。
皮膚の感覚とこの内臓感覚を分けたのには理由があって、
皮膚感覚ってとっても大事なんですが、皮膚に触れる感覚だけで物事の快・不快を判断しているわけじゃないなって思うんですよね。
雨の日に濡れた服を着たままで寒いと、皮膚で感じているのは「濡れていて冷たい」「肌に張り付いて気持ち悪い」とかでしょうが、体全体では、さらに「寒い(生命の危機)」「このままだと風邪を引くかもしれない(不安)」「着替えたい(現状への不満)」とかとかいろんなことを感じますよね。
皮膚感覚はあくまで一次情報なのです。
わたしが五感を育てるということを通してより大事にしたいのは、五感の感覚を通してからだや感情にどのような変化が起きているのか、感情と五感との関連性などに気が付いて行くこと、なので、ただざっくり体感覚、というだけでは、認識が大雑把すぎると感じるのです。
なので、ちょっと慣れないかもしれませんが、「皮膚感覚と内臓感覚は別物」と認識しておいてください。
さて、その上で改めて、五感を感じていく中で、五感だけではない体感覚の変化を感じると思います。
先程の「濡れたTシャツを着てる時」のように、
・濡れてて不愉快
というだけでなく、同時に「不安」という感情や「欲求」を感じていることにも、意識が向くようになってくると思います。
・炎天下で暑い。
ということなら、
「太陽光が皮膚に当たると刺すような刺激を感じる」
だけでなく、
「日焼けしたくない」とか、あるいは「海で浴びる太陽光なら日焼けするのも楽しい」とか、
状況や自分の認識、気分によっても、体で感じる感情や感覚が全く異なることに気が付けるでしょう。
それが良い悪い、ではなく、ただ純粋に観察することを繰り返していく。
自分の中で、どんな五感を使っていて、どんな内臓感覚があって、どんな感情を感じているのか。体の様子はどうか、呼吸はどうか、姿勢はどうか、声のトーンはどうか、それはつまり、快なのか不快なのか、という、徹底的な自己観察です。
思考ばっかり使ってきた私は、ここまで細かく細分化しないと、
「自分はなにを快と感じ、不快と感じるのか」
ということを知ることが出来ませんでした。
頭で考えたことを正しいと決めつけて、体で本当に感じていることには蓋をして、「これが自分には心地良いはずだ」とやってしまっていた、ということです。
「腐っても鯛」みたいな思考をしていたと思います。
いくらお高級な鯛であっても腐ってたら食べられないよーってことが、思考が邪魔して分からなかったわけです。
そんなわけで、
思考優位に傾きがちで、「自分の好きが分からない…」って人は、ぜひ「五感を意識することを意識する」ってとこから始めてみたらよいかと思います。
五感を育てるシリーズまだつづきますー。
今日のまとめ
・五感を通して、どんな感覚、感情を、体のどこで、どんなふうに感じているのかを観察する。
・その感覚は、快なのか、不快なのか、シンプルに判断する。
・「自分の好きを知る」には、徹底的なジャッジなしの自己観察から。
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