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マレーシアのインター入学後2ヶ月の息子たち

日本でインタースクール経験のなかった4才と7才の子供達がマレーシアの英国式インターに入学して2ヶ月。
最近の様子について綴ります。

日本での英語学習

日本では学校や幼稚園で英語を習う機会はほとんどありませんでしたが、割と早いうちからおうち英語を取り入れていました。

・長男2歳でセブ島1週間親子留学
・帰国後、ベネッセのワールドワイドキッズ
・長男4歳/次男1歳〜ディズニー英語システム
  - CDの掛け流し、月1程度イベントに参加
 - 次男のみ半年間ディズニー英語の英会話CFK通室
・ミライコ英語DVD
・Kids Duoのスプリングスクール
・シンガポール教会のキッズ英語クラスに参加 

インターへの入学が決まってから、長男は英会話に通わせるよう指示があったので、1ヶ月のみ週3で放課後3時間キッズデュオに通いました。

日本ではインター校に通わず、ほぼおうち英語で英語のインプットに努めていました。たまに英語で語りかけるも、基本的には日本語での会話で、アウトプットの機会が少ないことは感じていました。
その中で、シンガポール教会ではフレンドリーなシンガポーリアンと国際交流をする中で自然と楽しく英会話ができていたように思います。

2学年上のクラスへ入学

8月始まりの英国式スクールに8月に入学しました。
2人とも誕生日が8月より前なので、2学年上への編入となりました。2人とも日本で4月に日本式の学校・幼稚園に入学・入園し、1学期だけを経験した状態でした…。

7才長男…小1→Year3へ(日本人は異性1人)
4才次男…年少→年長クラスへ(日本人0)

7才の教科書を見ると、英語の絵本みたいなものもあれば、小説みたいな本もあり、mathは掛け算、割り算、分数までありました。日本では簡単な足し引きしかしていなかったのに大丈夫かな?と不安になりました…。

オリエンテーション当日は長男体調不良で欠席…
行き渋りから始まった学校生活

入学式の代わりにある保護者同伴の新入生限定オリエンテーション当日は、残念ながら長男は発熱でお休み。約1週間後からようやく登校スタートするも、最初は予想通りの行き渋りを見せました。
しかし幸いなことに兄弟共通の外国人のお友達ができて、行き渋りも徐々に減っていきました。

※オリエンテーションからしばらくの話はこちらの記事に記載しています。

入学から2ヶ月の間にあったこと

CCA(課外授業)の始まり

9月中旬からはCCAが始まりました。
次男はまだ通常ルーティンに慣れるのが精一杯なので今期はCCAを取れず、長男のみ取ることとなりました。
保護者も参加可能なCCAフェアでは、様々な課外授業のブースが設けられ、それぞれ先生や先輩の生徒がプレゼンをしていました。長男と一緒に見て周り、これまでやっていたサッカーではなく、新たに空手を始めたいとのことでした。日本で興味のなかった空手?!と驚きつつも、新しいことにチャレンジしたい気持ちを後押しすべく、週1で習うこととなりました。
CCAの日は弟と帰りのバスの時間がずれることを不満がっていましたが、徐々に友達もでき、空手着の購入が必要なんだ、と先生からの伝言を伝えてくれたりもしました。

次男の参観日〜多国籍パーティー〜

タームの中間期を終え、それぞれのユニットの発表会が行われ、保護者も招待いただきました。
次男は自身のアイデンティティをテーマに、自身やクラスメイトの国や文化について学んでおり、参観日当日は保護者も40人分の自国の伝統料理を持参するよう言われました。
当日はそれぞれの伝統衣装を着てキャットウォークやパレードを披露したり、様々な国の料理をピクニック形式で食べたりして、思い出に残る会となりました。
国際色豊かなクラスメイトの影響を受けて、次男は国旗に興味を持つようになりました。
日本人が他にいない環境で、最初は親子共に大変かなと思いましたが良い方向に作用して、メキメキと英語力を伸ばしています。

各国の料理が揃ったピクニック

長男の参観日〜内臓パーティー〜

長男は体内の仕組みについて勉強した内容の発表会で、当日は内臓のコスチュームを自作&着用する指示が出ていました😅
なんとか不要なTシャツに身体の中身を描き、当日は担当となった脳コーナーで韓国のお友達と2人で脳プレゼン。
英語で友達や他の保護者に話しかけている様子を見て、臆することなく積極的にコミニュケーションしている姿に感動しました。
1年前に入学していた日本人の異性のクラスメイトは担任から頼まれたこともあり、必要な時にはサポートをしてくれ、日本語を話したい時に話せる頼りになる友達ができて喜んでいました。しかし様々な友達の名前を覚え、幅広く交流しているようでした。
参観日は先生からの説明や挨拶は何もなく、自由に生徒のブースを回って生徒と会話したりプレゼンを聞いたりと、自由度と主体性の高いものでした。親と一緒に帰宅しても良いし、いつ帰っても良い、という日本にはない感じの自由なスタイルで衝撃を受けました。

長男作内臓Tシャツ

他言語の習得

現在子供達が通う学校ではマレー語とマンダリンの授業が週2回ずつあります。
どちらも完全初心者ですが、英語で他言語を学ぶという貴重な経験ができています。
まずは母も一緒に数字のカウントができるように、紙に記載して一緒に練習しました。
すると、ものの1週間ほどで発音も完璧にスラスラと言えるようになり、Grabの運転手に披露したりもしていました。

子供と一緒に覚えるべく書いたマレー語と中国語の1-10

家での過ごし方

YouTubeとゲームを解禁

学校でたくさん頑張っているので、今の所家にいる間はなるべく好きなことをしてもらっています。
日本ではYouTubeやゲームはほとんどさせていませんでしたが、マレーシアでは解禁。
今後のプログラミング学習も見据えて、今はとにかくいろんなゲームを経験してもらおう、という目論見もあります。
Youtubeに関しては基本的にはKids youtube(英語)にしていますが、大人版が見たい場合は最低限のコンテンツ制限設定をかけ、暴力的・性的なものは見ない約束で英語で見てもらっています。
Youtubeの中でハマってくれた”Number blocks”は掛け算や割り算などもわかりやすく楽しく学ぶことができ、英語での言い回しで掛け算を覚えつつあります。

コンドミニアムのプレイグラウンドへ

我々が住むコンドミニアムには共用部に充実のプレイグラウンドがあり、放課後は様々な国籍の子どもたちが集まります。流行りは鬼ごっこ(tag)。
大人も巻き込みながら、みんなで走り回るので、走るのが好きな子はみんな参加できるのが良いです。
1人でも外国人がいれば、休憩中やちょっとした時には自然と英語が飛び出す…という環境がとても気に入っています。なるべくここに顔を出したいのですが、最近は子どもたちがあまり家から出たがらず、行った場合は私が走らされて疲れるということもあり、足が遠のき気味です…。

勉強するとしたら

宿題はないことが多く、あるとしても負担にならない程度の少量でタブレットでオンライン提出しています。
空き時間に勉強を提案するとしたら下記のことをしてもらっています。
・Read alongというサイトで英語絵本の朗読。
・日本の教科書読み書き。
・Lingokids
・トド英語
・トド算数
・Hellochinese(中国語初心者向け学習アプリ)

入学から2ヶ月の現在

当初は日本と比べたり恋しがったり、お友達と連絡を取りたがったりしていましたが、今は現在のことに目を向けているようです。
兄弟で一緒のバスで通学できていることもあり、行き渋りがなくなり、帰宅後は学校で起きたことなどを話してくれるようになりました。
2人とも元々人懐っこい性格だったのですが、特に次男は怖いもの知らずで誰にでも英語で話しかけるようになりました。
店員に何かを聞いたり頼むときは率先して1人で行きたがり、近くにいる人にも英語でどんどん話しかけていきます。
長男は次男ほどではなくても、英語が通じる相手には英語で話すと言うことが自然にできるようになってきました。お友達の影響なのかイントネーションはマレーシアらしくなってきました…。(まずは意思疎通が第一!)
また、独り言や兄弟間、家族間でも英語の発話が格段に増えました。(日本語と英語混じりの大柴ルー風の喋り方もよくしますが笑)

まとめ

日本語の環境から全然異なるインターナショナルの環境に飛び込んだ子供たち。日本ではムードメーカー的存在だった2人が英語が通じないことにより、ものすごく自己肯定感が下がってしまったら…と思うと不安もありましたが、2人ならきっと!!と信じ、なるべく好きなことをさせてあげたことにより、どんどんと環境に慣れて自信をつけていったように思います。
英語も他の科目もまだまだ発展途上ではありますが、今後も成長を楽しんでいけたらと思います。

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