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【三方五湖周辺の地形と歴史をたどる】ゆるく楽しむ月曜地質学:2023年5月29日号
先週はまる一週間お休みさせていただきました。
「ハンサラ」の方でバタバタしておりまして・・
でもおかげさまで落ち着きましたし、我が楽天イーグルスも昨日サヨナラ勝利できたし・・ということで、気分良く書いていきます!(笑)
地名の歴史をたどれる地域:プロローグ
若狭国の古地図を見よう
ただいま「金ヶ崎の退き口」で京の都から若狭国(わかさのくに)への進軍ルートを辿っています。
その中で本編には関係しない場所で興味深いものを見つけたので、こちらで取り上げることにしました。
まずは古地図を見てみましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1685343072894-7PW1negJKa.jpg?width=1200)
約45度東に回転していて地形も多少違うので、現代の地形図と見比べるのに苦労しました(;^_^A
赤丸が、信長軍がはじめに目指した佐柿国吉城(さがきくによし)です。
現代の地形図(45度右回転)も示しますので、見比べてみてください。
![](https://assets.st-note.com/img/1685343764581-j0GYvh3mYu.jpg?width=1200)
半島のかたちや方向など、だいぶ違っていますよね。
今回の話題となる場所は、佐柿国吉城(赤丸)の少し西です。
三方五湖の周辺地形
ここは三方五湖(みかたごこ)と呼ばれる、湖が5つ連なっている場所です。
地形図を見てみましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1685344881656-qUVISnPMKi.png?width=1200)
地形が入り組んでいることで、5つの湖が形成されたようです。
地質は中生代ジュラ紀の前期~中期(約2億~1億7千万年前)のメランジュです。メランジュは海の堆積物がプレートの沈み込みで掃き寄せられ、様々な堆積物がグチャグチャに混じり合ってできた地層です。
ですので硬い部分と軟らかい部分が不規則に混ざっており、入り組んだ地形をつくりやすい。納得ですね。
なお、5つの中の1つである水月湖(すいげつこ)。
何だか聞いたことあるな~と思ったら、地質学的に有名な湖でした。
「世界標準のものさし」と呼ばれる地層が採取された場所です。
これについては、別の機会にでも詳しく記事にしたいと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1685345795380-wHVg3r5q4c.jpg?width=1200)
今回見たいのは、水月湖北東のこの地域。
「由緒ある神社」、「地形の変遷」、「地名の歴史」を知ることができる素晴らしい地域です。
詳しくは、次回の日曜地質学で紹介します♬
次回記事はコチラ👇
今週の予告
今週も金曜の投稿を目指して執筆予定です。
もしかしたら土曜日になるかもしれません。
もう6月になっちゃうんですね。早いなぁ(;^_^A
〇6/2 金曜日:日本の歴史と地形・地質
「行き」の行軍ルートを考察②:「金ヶ崎の退き口」を地形・地質的観点で見るpart1【合戦場の地形&地質vol.3-2】
※タイトル変更の可能性あり
では、今週もよろしくお願いいたします。